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内容説明
「いい町とは何か」―旅しながら考えた。北海道八雲町のかすみ草の丘から、沖縄県竹富町西表島の日本最南端の温泉まで、とびきりの紀行文を集めた「日本名町紀行」と、日本のいい町100を選んだ、文庫書下ろしの「日本百名町決定」。旅の風がふわっと薫る、豪華大盛り二段重ねの本書を読めば、町からの呼び声が聞こえる。
目次
序章 いい町の条件
1 日本名町紀行(北海道八雲町は、かすみ草が似合う北の町;晩秋の駅弁売りの声高し;津波に負けないセタナのアヤシイ四人組 ほか)
2 日本百名町決定(北海道編;東北編;関東編 ほか)
あとがき紀行
著者等紹介
嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年東京生まれ。作家。「太陽」編集長を経て、執筆活動に入る。’88年『素人庖丁記』にて講談社エッセイ賞、2000年『芭蕉の誘惑』により、JTB紀行文学大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
32
☆☆☆ 観光案内とは違い、町の人々の生き生きとした様子まで伝わってくる紀行文集。後半の「日本百名町決定」は総花的で魅力半減。100か所中、67か所は行ったことがある町だった。この本を読んで是非行ってみたいと思ったのは、佐原。また、行ったことのある小豆島だが、食べたことのないタケサン醤油の醤油飴が気になった。2020/05/17
つちのこ
4
前半は町歩きの紀行エッセイ、後半は著者の独善的な100名町の選定リストになっている。選定の基準については、著者が住んでみたい町ということだが、並んだリストを見ると、酒蔵や居酒屋、商店街などの本町筋や温泉街、観光地がある町といった、どうやら人臭い町が好きなようだ。ちょっと引っかかったのは京都府伊根町。舟屋が並ぶ風情ある町並みが有名であるが、これは私も好きな町で、おぉ、いいではないかと思ってしまった。(2010.4記)2010/04/19
makoto018
4
ー 町は人が作る。ー 熟練の旅人、嵐山光三郎が思う「いい町とは」。本書は「日本名町紀行」「日本百名町決定」の2章からなるが、実は序章が特によい。嵐山氏が思う「いい町=生きている町」の条件を定義している。例えば、豆腐屋、魚屋、八百屋等の専門店や、書店、銭湯、大衆食堂があること。一方でパチンコ屋、カラオケ、駅ビル、大型店がないこと。祭り、いい居酒屋があるなども。要は人の顔が見えて、生活の息づかいが感じられる町だ。本書を見つけたら、序章だけでもじっくり読んで見てほしい。きっと町を歩きたくなるから。2017/04/25
たなカツ
2
聞いたことある町、でもほとんどは知らない町。今は変わってしまっているかもしれないが行ってみたい町が沢山あった。2015/04/02
クジラ
1
GW中の旅の途中で読んだ。やっぱり旅はいいよなぁ。旅の達人になりたい。でも、何か中途半端な旅人にしかなれない。仕方がない、サラリーマンなので、時間も限られるし、そもそも家族がいるのでたとえ休みでも好きなように旅にも行けない。あぁ、でも、こういう本を読むと旅人という職業があったらなりたいなぁ、と悶々としてしまう。2012/05/03
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