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内容説明
「東京はやさしい町である」―銀座・浅草・新宿・日本橋・月島・吉祥寺・湯島・築地・神田・谷中・早稲田・根岸・国立・奥多摩・大島…。「旅たらし」を自称する著者が、めぐりにめぐった東京の町と人。路地裏の匂いをかいでは妄想の迷路にはまり、酒場で飲んでは陶酔の時間を遡る。散歩ブームの発火点となった、極上東京町歩き本、待望の文庫化。
目次
両国・柳橋・浅草橋
東京タワー周辺
月島・佃島
湯島天神界隈
浅草
銀座
神楽坂
吉祥寺
国立
日比谷〔ほか〕
著者等紹介
嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年東京生まれ。作家。雑誌「太陽」編集長を経て、執筆活動に入る。1988年『素人庖丁記』にて講談社エッセイ賞、2000年『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞を受賞。旅をこよなく愛し、一年のうちの半分は国内外を旅行している。数々著した紀行文は多くの読者の共感を呼び、旅の後追い人が絶えてやまない
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
20
若干古くなってきてますが、でも、都内の各所の雰囲気とか、当時の佇まいが思い起こされる本。今も続く名店がぞろぞろ。いろいろ行ってみたいお店が増えました。2015/02/12
浅香山三郎
15
1990年の東京を歩いた記録。町の空気、立ち寄る食べ物屋の魅力や値段の安さなど、軽いやうでゐて、要を得た嵐山さんの文体が、著者らと一緒に街歩きしてゐるかのやうな快楽に誘ふ。坂崎重盛氏や石田千氏、大島一洋氏など、嵐山さんの同行者の言動も愉快で、平成の始めの不良中年のある種の格好良さが滲む。私を含め、今の40代にかやうな適度ないい加減さ(余裕)が備わつてゐるか、或いは、30年後の現在、街を歩いてこんなに面白いものかどうか。今と違つてまだ街の個性が豊かだつた頃の記録だといふことも、本書の魅力である。2020/05/06
mymtskd
3
この本が書かれいる東京の情景やお店はだいぶ変わってしまったけれど、その街の持つ独特の雰囲気は今でも十分感じられるし、著者の街への思いはビンビン伝わってきます。当時から変わらず残っている風景やお店があると何だかほっとして嬉しくなりますね。2017/04/19
DonaldTrump
1
カラーで派手な観光ガイドと違って、味のある、文学的な情緒に満ちたよいガイド本。2007/03/19
boku
0
楽しく読めました。2014/03/22
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