光文社文庫<br> インビジブルレイン

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光文社文庫
インビジブルレイン

  • 誉田 哲也【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 490p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334764333
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

姫川班が捜査に加わったチンピラ惨殺事件。暴力団同士の抗争も視野に入れて捜査が進む中、「犯人は柳井健斗」というタレ込みが入る。ところが、上層部から奇妙な指示が下った。捜査線上に柳井の名が浮かんでも、決して追及してはならない、というのだ。隠蔽されようとする真実―。警察組織の壁に玲子はどう立ち向かうのか?シリーズ中もっとも切なく熱い結末。

著者等紹介

誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。2002年、『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖(あやかし)の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞。’03年には、『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

957
事前情報は嫌でも耳に入ってくるもので、姫川の禁断の恋が描かれるとドキドキしたが、結構ベタな展開と落としどころ。ただ、こういうのは分かっていても面白い。結局、最後はそうなるんでしょ?と予想する通りのストレートな結末だが、気になって一気読みさせられる吸引力はある。ミステリとしてもかなりシンプルで、玲子の捜査パートと主要人物の独白が同時進行なので、登場人物から消去法で簡単に犯人が分かってしまうが、『ソウルケイジ』もそうであったように、その人物がソレだったの?みたいな趣向のサプライズはキチンと用意されている。2017/02/26

再び読書

438
姫川シリーズ第4弾を3弾と間違えて先に呼んでしまいました。まあぼやきはさておき、1,2に比べると面白く感じた。相変わらず警察の縄張り争いから、今回は冤罪もからみ、物語は進行していく。柳井が犯人では無いし、誰と思いながら、最後はなるほどと感心させられた。基本謎解きありきの小説よりも、人間模様を面白く思う方なので、楽しめました。人の感情は複雑で、解き明かしにくいのが常で、それを飽きさせないで読ませていく誉田氏の筆力には今回も参りました。逆に「シンメトリー」へと進みます2012/12/31

ehirano1

398
ストーリーよりもまさかのエンディングに愕然!しかし彼ら彼女たちはきっと這い上がって来るでしょう。ある意味、これから彼ら彼女らがどうするかがとてもとても楽しみです。2018/01/01

どんちん

398
残念なことに映画を先にみてしまった。といっても、今頃原作を読むのということがいけないかw 今回の姫川玲子は何かいつもと違う感じがした。牧田がどうこうということではなく、だ。映画の印象が強かったせいもあるのかもしれないが、ちょっとおとなしいような,,,やはり、菊田とのからみが少なかったせいもあるのかな。牧田、菊田との関連描写という点については、映画のほうが多少無理があるにせようまく見る側の気持ちを掻き立てるようにできていたような感じだ。さて、次作はどんなことが起きるのだろう?2014/04/01

青葉麒麟

396
映画未観。初シリーズもの。映画のキャストは皆適役だと思う。特に槇田は大沢たかおがどんぴしゃ。かなり分厚いのにテンポが良いからスラスラ読めた。姫川のたまに見せる他人を不安にさせる目付きが良いな。ちょっと陰のある女刑事は格好良いな。姫川班の面々の活躍が少なかったのがちょっと物足りなかった。映画版に興味が沸きました。2014/06/30

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