内容説明
私、桜井智花が働く花屋には、時々不思議なお客様がやってきます。渋い色合いの花束にまるでそぐわない派手なリボンを選ぶ男性。アマリリスの歌の歌詞をたずねにきた男の子…。そんな小さな謎を一緒に暮らす小説家の嘉信さんに話すと、彼は意外な推理を語り始めるのです。それが、素直にうなずけない話ばかりで―。ほろ苦くて、でも温かい、連作恋愛ミステリー。
著者等紹介
松尾由美[マツオユミ]
金沢市生まれ。お茶の水女子大学外国文学科卒。1991年「バルーン・タウンの殺人」がハヤカワSFコンテスト入選。そのユニークな設定とユーモア溢れる作風で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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