出版社内容情報
鉄道趣味に目覚めた著者が、その萌芽の過程をリアルに描いた「ヰタ・テツアリス」。「この鉄ミスがすごい!」ほか。
内容説明
車窓を流れる汽車の黒煙。基地に佇む機関車の勇壮な姿。幼少期の朧な記憶。大学生のときに出合った一冊の本が、有栖川青年に眠っていた「テツごころ」を覚醒する。学生時代、友人との貧乏旅行、車窓にかぶりつく道楽亭主の隣で熟睡する妻とのふたり旅…。著者が、乗りテツ遍歴を明かし、ミステリーと鉄道の親和性を説く。「この鉄ミスがすごい!ベスト60」収録。
目次
第1章 ヰタ・テツアリス(ヰタ・テツアリス;鉄道旅行の魅力;終着駅のある町 阪堺電車上町線浜寺 ほか)
第2章 この鉄ミスがすごい!(この鉄ミスがすごい!;列車は運命のごとく駆ける;消えたホームと寝台特急 ほか)
第3章 日本列島殺人のない鉄旅(北海道―最果てのローカル本線(北海道 根室本線)
東北―地下の国のアリスツアー(東北 山田線・岩泉線・釜石線)
上越―やがて沈む鉄路(上越 吾妻線) ほか)
著者等紹介
有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。’89年、『月光ゲーム』でデビュー。以来、『双頭の悪魔』『マジックミラー』『朱色の研究』『絶叫城殺人事件』など、多くの正統派本格推理小説を著す。2000年に設立された本格ミステリ作家クラブの初代会長を務めた。’03年には『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞、’08年、『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)小説部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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