内容説明
深夜、11歳の少女ペニーが耳にした不審な物音。寝室の闇からは、不気味な銀白色の目をした数十の謎の生物が彼女を見つめていた。一方、ペニーの父ドーソン刑事は奇妙な連続殺人事件を追っていた。いずれも密室での犯行。被害者はニューヨークのマフィア。死体には、無数の噛み跡が…。―大都会ニューヨークと暗黒の呪術ヴードゥー。人気絶頂のミステリー作家、ディーン・R・クーンツが描くモダン・ホラーの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
2
良くも悪くもサーヴィス精神旺盛である。畳み掛けるようにこれでもか、これでもかとばかりに山場を積み重ねていく。主人公に他の皆とは違う特異性を持たせるのがクーンツの特色だが、その根拠というか蓋然性はいまいち説得力に欠ける。そこが瑕と云えば瑕だが、これだけエンタテインメントしてれば良しとしよう。2009/04/27
goldius
1
子供は守らないヴードゥーの神の倫理観が素晴しい!正義の積み重ねを神は評価する。2008/09/03
勉誠出版営業部
0
ディーン・R・クーンツの『闇の殺戮』を読了。言ってしまえば、「NYの刑事vs.ヴードゥー教の魔術師」という内容。オカルト色全開のサスペンスで、ラストの展開はラヴクラフト風…、と思っていたら、「ラブクラフト的」などという訳文も出てきたので、クーンツ本人もかなり意識しているんだなと再認識。2015/02/11
カマー
0
ブードゥー教の魔術師VS刑事という展開だけでワクワクする