内容説明
数カ月続く不漁のために周囲から同情の視線を向けられながら、独りで舟を出し、獲物がかかるのを待つ老サンチャゴ。やがて巨大なカジキが仕掛けに食らいつき、三日にわたる壮絶な闘いが始まる…。決して屈服しない男の力強い姿と哀愁を描く、ヘミングウェイ文学の最高傑作。
著者等紹介
ヘミングウェイ,アーネスト[ヘミングウェイ,アーネスト] [Hemingway,Ernest]
1899‐1961。アメリカの小説家。第一次世界大戦に赤十字の募集に応じて従軍し、大怪我を負う。帰国後は新聞記者として精力的に活動。1924年にパリに移住し、フィッツジェラルド、ドス・パソスなど「ロスト・ジェネレーション」の作家たちと交流。スペイン内戦、第二次世界大戦でも従軍記者としてルポを書く一方、その経験を元に『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』を書き上げた。戦後はキューバに渡り、1952年に発表した『老人と海』でピュリツァー賞を受賞。1954年にはノーベル文学賞を受賞した
小川高義[オガワタカヨシ]
1956年生まれ。東京工業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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