光文社文庫<br> ZOKURANGER

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光文社文庫
ZOKURANGER

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334749828
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

民間企業から転職し、大学の准教授に赴任したロミ・品川。研究環境改善委員会なる組織の委員に任命されたが、その実態について、まるで把握できない。ある日、委員の一人が「サイズを測らせて」と尋ねてきた。それぞれが色違いのユニフォームを着て活動するらしい。困惑が増すばかりの彼女に、メンバの「妄想」が絡み合う!大学で繰り広げられる不可思議な物語。

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。工学博士。’96年、『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。以降、多数のヒット作を生み出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

121
2011/8/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/9/27〜10/1  ZOKUシリーズのヒロイン、ロミ・品川が大学の准教授として転職。委員にされた研究環境改善委員会はおかしなメンバーにより訳の分からないことが議論されていた。  森さん版、戦隊もの。いやいや、よくもまあ、こんなこと考えるな。2019/10/01

Tetchy

96
『ZOKU』シリーズ3作目の今回はタイトルからも解るように戦隊物。しかしその内容はヒーロー小説、特撮系小説から、特撮物をモチーフにした妄想小説へと変化している。特に強調されるのはコスプレマニアの心境だ。ヒーロー戦隊という恥ずかしい衣装を着せられるが、ヘルメットを被ることで得る匿名性ゆえに登場人物達は自分の知らなかった一面が目覚めるのに気付くのだ。そして彼らには敵はなく、大学行事やボランティアに勤しみながら戦隊同士の恋の鞘当てが繰り広げられる。何とも云えない不思議な味わい。これもまた森マジックなのだろうか。2024/02/02

ゲバオ

30
大好きなZシリーズ最終作。シリーズといってもこのZシリーズは登場人物が毎回おなじだけでまったく別の話です。ヤッターマン系、ガンダム系ときて今回は戦隊もの。あいかわらずのくだらなさ満載でお送りしてきましたが、今回は結局のところ 森博嗣があらゆる作品で言いつづけてきた 大学の会議はくだらないよ…ってことです(^^;シリーズ全編通してみて 前の2作品のほうが好きだったかなー…まぁ、これも充分面白いんですけどね(^-^)このシリーズのキャラにもう会えないのは寂しいなー2016/06/14

coco夏ko10角

30
Zシリーズ第3弾。今回は大学を舞台に研究環境改善委員会の5人がタイトル通り「レンジャー」でうんぬんかんぬん、なにこれ?と言いたいところだが、3作目までくるとちゃんとシリーズのノリは理解してる(つもりだ)から「こういうものだ」と思える。毎度のことだが、やはりロミ・品川が好きだ。これでシリーズ終わり、最初の『ZOKU』が一番良かったかなぁ。2015/02/06

ぺぱごじら

25
もはや『ZOKU』関係ねぇ(笑)。三作目にしてこのシリーズが登場人物を役者に見立てた『コント』なのかと(自分勝手に)理解した。三作通してこの作品が出来事ではなく人を軸にしてセグメントしている分、一番読みやすくすんなり楽しめたかなと感じています。それにしてもロミさんが一体何をしたのかという程、可愛らしくも可哀想なシリーズ(笑)。五人の話もよかったが、ぼくとしては老人達の無責任なやり取りももっと欲しかったなぁ。2012/08/31

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