光文社文庫<br> 方舟は冬の国へ

電子版価格
¥660
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

光文社文庫
方舟は冬の国へ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 406p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334743062
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

カメラと盗聴器で監視された別荘で、初対面の女性と少女と、仲睦まじい「家族」を演じる。失業中の十和人が請けた仕事は、そんな奇妙なものだった。期間は一カ月。そして、法外な報酬。いったい、誰が?なんのために?滞在を始めた三人の周りで起きる不可思議な現象。家族と、その愛のあり方をめぐる、鮮烈にしてキュートなファンタジック・ミステリー。

著者等紹介

西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年、高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大学助手などを経て、執筆活動に入る。「聯殺」が第一回鮎川哲也賞の最終候補作となる。’95年に、『解体諸因』でデビュー。本格ミステリー、なかでもパズル的要素を盛り込んだ精緻な作風で、多くのファンをつかむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

107
報酬に釣られて擬似家族を演じることになった3人。西澤さんらしい設定もあり、いろんな謎を少しずつ解いていく。ラストは予想外のハッピーエンド?。2016/08/28

gonta19

71
2007/9/9大阪国際空港の本屋で購入。 2014/6/26〜6/30 7年ものの積読本。 見知らぬ3人が一ヶ月間別荘で擬似家族を演じさせられる、という変わった設定の多い西澤作品の中でも突出した設定。誰が何のために、というところが、ずーっと引っ張られたままストーリーが展開。そして結末は切ない。タイトルも十分練られていたんだなぁ。2014/06/30

papako

48
西澤保彦強化月間。愛のファンタジーですね〜。西澤さんは、人間には『悪意』を持って書いているのに、男女のことは『夢』を持って書くんですね。謎の計画とか黒幕とか、お決まりの展開で目新しさはないけど、家族の愛のファンタジーだと思うとほっこり読めます。2015/10/11

ミーホ

34
2015年を西澤さんで締めくくろうと思ったら年越してしまったぁー*.\('ω')/.*Happy New Year!! 私の好きな異世界系のつもりで読んでいたら、ラストで爽やかハッピーエンドに反転してびっくりした。巨額の報酬と引換えに怪しいビジネス⇒バッドエンドを予想するよね?個人的には、この怪しいエージェントの内部的な話を詳しく読みたかった。とはいえ、ラストまでどんな結末が待っているのか全く予想がつかず、隙間読みながら体感では一気読み。西澤作品でいろんな人種が出てくると何故かアドレナリンが出る私。2016/01/01

じゅんぢ

24
疑似家族ものにハズレは無いような気がする。もうちょっとダラダラと続いてほしかっただけに、最後の闖入者に腹が立った。2021/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/565065
  • ご注意事項