光文社文庫<br> シクラメンと、見えない密室

電子版価格
¥660
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

光文社文庫
シクラメンと、見えない密室

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 393p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334741501
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

扉を開けるとオジギソウが挨拶をしてくれる、花いっぱいの喫茶店。美しくミステリアスな店主とその娘が、悩める客の持ち込む不可解な謎を、鮮やかに解き明かしてゆく。遠隔殺人、見えない密室、同時に4つの場所に出現した男…不可能を可能にする驚愕のトリックとは?さらに最終章では、とんでもない大仕掛けが明らかに―。柄刀マジックの真骨頂。

著者等紹介

柄刀一[ツカトウハジメ]
1959年、北海道生まれ。鮎川哲也編集による公募アンソロジー『本格推理』シリーズ(光文社文庫)への参加を経て、’98年『3000年の密室』でデビュー。ロマンティシズム溢れるテーマを、揺るぎない論理で展開する知的な作風で、多くの熱狂的な支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

25
『傷と~』驚きのために後出しジャンケンみたいに情報出されちゃなぁ。『遠隔殺人~』オカルトの現実への落とし込みとトリックの調和がうまい。『シクラメン~』不可解状況をもっと前にハッキリ出さないとミステリにならない。『クリスマス~』足跡の密室のトリックがやや無理筋。『オークの~』二律背反する感情が生む”視線”のうまさとストーリー展開の妙。『おとぎり草~』幻想的にしすぎてトリックとのバランス悪い。『夾竹桃~』全部の事件と響く所のある話を作れるってだけで単純に凄いと思う。2019/04/19

ソラ

7
内容(「BOOK」データベースより) 扉を開けるとオジギソウが挨拶をしてくれる、花いっぱいの喫茶店。美しくミステリアスな店主とその娘が、悩める客の持ち込む不可解な謎を、鮮やかに解き明かしてゆく。遠隔殺人、見えない密室、同時に4つの場所に出現した男…不可能を可能にする驚愕のトリックとは?さらに最終章では、とんでもない大仕掛けが明らかに―。 2009/07/15

ふみえ

5
草花がテーマでチョイス。どの話もTVに使えそうなミステリー。結末も左程驚きはなかった。トリックもムリ感はあるが夢中になって読んだ。2021/01/27

y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)

5
読みやすかった。今、猛烈に『密室キングダム』が読みたい。2019/10/23

寿々喜節句

5
柄刀一、初読み。花をテーマにしたミステリー。魔女のような親子の喫茶店「美奈子」に舞い込む事件。ベストは表題作の『シクラメンと、見えない密室』。次点は『遠隔殺人とハシバミの葉』。この2つはその花にまつわるエピソードが事件にしっかり絡んでいる。……が、しかし!柄刀一がやりたかったのは恐らく最終章の『夾竹桃の遺言』だろう。強引な力技ではあるが、すばらしい収束。2015/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/460368
  • ご注意事項