光文社文庫
プレシャス・ライアー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334740924
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

金森詳子は、従兄で次世代コンピュータの開発者・谷津原禎一郎に依頼され、VR世界であるものを探索していた。その空間内で“ソルト”と名乗る存在から、詳子は突然攻撃される。現実世界に戻ると、今度は“ペッパー”という存在が消失!かれらの謎を探るため、詳子はVR世界の深奥部に向かう。次世代コンピュータの時代、すべての想像を凌駕する傑作。

著者等紹介

菅浩江[スガヒロエ]
京都市生まれ。高校在学中に短編「ブルー・フライト」でデビュー。1992年長編『メルサスの少年』、翌年短編「そばかすのフィギュア」で星雲賞を連続受賞。2001年『永遠の森』(早川書房)で日本推理作家協会賞並びに星雲賞を受賞。SFのみならず、推理、ホラー、と多彩に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かとめくん

16
今回読んだ文庫版の発刊が2006年。初出はさらに前ってことになるので、当時としては画期的な設定だったかもしれないが、時の流れは無常だ。アイディアの比重が大きい分、古びた感も大きくなってしまった感じだ。展開は飽きさせないので登場人物の掘り下げがほしかったかな。2015/02/13

あづさ/kyoka

7
専門用語が多くて読みづらくはあるけど、出版当時(2007年)よりも物語の舞台に現実と私たちの認識が追いついていて、遠い未来のSFというより現代小説として読めるのが興味深い。2021/04/11

ホレイシア

4
うーん、菅さんにしてはいま一つ、と思うのは「アイの物語」の後だったというのが大きいと思うが、コンピュータと人間の未来の描き方としては、もうちょいやり方があったのではなかろうか。「神」の解釈のあたりはちょっとニヤッとしたが、この人やっぱり短編のほうが圧倒的に上手だと思う。2010/09/06

Koike Katsuya

3
いつもヴァーチャルリアリティー物は頭がこんがらがる。でも、解説の量子コンピューターの話のところでは、久方ぶりに知的興奮っぽいのを覚えた。2013/12/21

霜月什緑

0
コンピューターの自分探しという感じ?SFであるのならもう少し想像がぶっ飛んだ方が面白かったのではないかと思う。2013/02/15

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