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光文社文庫
回想の江戸川乱歩

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  • サイズ 文庫判/ページ数 196p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334737344
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

内容説明

乱歩というと、人はどのようなイメージを持つのだろうか?ぼくの思い出は、時がたってしまったこともあって、ほぼ楽しいものばかりである(「あとがき」より)。晩年の乱歩に、二人して接したイラストレーターの弟との対談。さらに、エッセイ、小説により、いまだ“幻想と怪奇”の側面で語られがちな乱歩の実像を浮き彫りにする。面白く、資料としても貴重な作品集。

目次

イラストレーション 江戸川乱歩邸応接間の図(小林泰彦)
対談 もう一人の江戸川乱歩(小林信彦;小林泰彦)
エッセイ 回想の江戸川乱歩
小説 半巨人の肖像

著者等紹介

小林信彦[コバヤシノブヒコ]
1932年東京生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆーいちろー

2
江戸川乱歩やあるいは、この作品中に名前のあがる谷崎潤一郎などが、わたしが漠然と思っていたのより、はるかに最近(といってもわたしの生まれる10年も前だが・・・)まで生きていたという事実に、まず驚かされる。誰しも学校の図書館にあった、異様な古めかしさを持つ表紙のポプラ版「少年探偵団」シリーズを何冊かは読んだことがきっとあるだろう。わたしは「少年探偵団」シリーズは当時あまりにも子供っぽいと思ってしまい、乱歩を再発見するのはもう少したって、春陽堂文庫版で「人間椅子」や「鏡地獄」を読んでからになる。2010/11/10

カンパネルラ

1
エッセイと評論、そして私小説と、いくつかのアプローチで作者の身近であった江戸川乱歩を描いている。虚像と実像の差がよく出てる。2007/07/25

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