内容説明
「わたしはダメな女かも知れない…」そう悩むあなたのためのエッセイ集。
目次
ベストの自己紹介法なんてない。だからこそ、それをできるだけ考えなければいけないんじゃないかな。
他人に出会えない女は悲しい。そのことを安易にコンパで解決するのは悲しいうえにさもしいように思える。
人生は、取り返しのつかないことの連続だからこそ、自分の好きなことを完遂すべきだと思う。
海外に行くとダメな女のことを考える必要がなくなる。日本の女性の良さばかり思い出すから。
男に依存して生きようとする女は、前向きに生きようとする男をダメにする。捨てられても、自業自得なのだ。
社会的なことはどうでもよくてひたすら出世しか考えられないような“おじさん”には、くれぐれもご用心。
人間がシリアスなこと、リアルなことを話し始めるのはどういうシチュエーションでなのか。
“知らない”ということは恐ろしい。時と場合によっては、無知が罪になることもあるからだ。
援助交際の女子高生が本当に欲しいのは、“お金”じゃなくて、“寂しさを感じない社会”かも知れない。
“仲間”は決して“友達”ではない。努力も緊張感も必要ない“仲間”より甘えのない“友達”を作るほうがむずかしい。〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
402
『ダメな女』とは?と斬り込んでおきながら、実は「ダメな女とは、ダメな男に属する女のことである」と反語文的な。なにしろ20年前の、日本経済が不景気で、肩で息をしていた時代のお話。当時の世相が語られ、古臭い印象は免れないが、龍兄ぃはとにかくお元気。最近ではどうされているんだろう。わたし自身が彼の新作から離れてしまっているなぁと、違う意味での郷愁に駆られてしまった。2019/08/09
rueshё
26
登録漏れ
雨巫女。@新潮部
17
《私‐図書館》私は、龍さんの小説より、エッセイばかり読んでしまうのかな?又、タイトルに惹かれて読んでしまった。ダメな女もある意味いい女かも知れない。2011/10/03
kubottar
15
ダメな女はダメな男がいるから存在しているのかもしれない。2017/11/17
えこ
10
タイトルにドキッとして読みたくなりました。10年以上前のエッセイなので懐かしいワードがたくさん。『援助交際』とか『テレクラ』とか『和歌山カレー事件』とか。ダメな女の定義は難しいけど、何となくわかった気がしました。気を付けよう(((((((・・;)2014/10/14