内容説明
崩落事故発生!真暗なトンネル内に閉じこめられた一台のバス。片山義太郎ら三毛猫ホームズ一行は、このバスに乗り合わせ、事故の渦中に―。さらに車内には、殺人犯の家族と被害者の家族が同乗していて、一触即発の状況に!救けを呼ぶ術は!?頼りになるのは、暗闇でも目の利くホームズだけ!傑作5編を収録の、ご存じ超人気シリーズ第33弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
21
三毛猫ホームズシリーズ第33弾、四十五冊目。今回は5つのお話収録の短編集。最初の『暗闇』では地震でトンネル内のあちこちが崩落して閉じ込められ、最後の『沈没』では乗ってた遊覧船が沈みそうになる、と大変な巻。特に印象的だったのは『無邪気』 暗闇/無邪気/涙雨/包囲網/沈没2019/09/29
そのぼん
16
今回は短編集ってこともあって、読みやすさ倍増といった感じでした。軽めのミステリーです。2012/06/27
八子@ちょっと復活
11
舞台に時代を感じる……携帯電話を持っている人が、バスの中に一人しかいなかったり……11年前とはこんな感じだったのか。それはともかく、読みやすい短編集でした。軽い気分で読み進めていると、思わぬ方向に話が転んで面白かった。通勤時間とかに読みたい。2012/08/12
スプリント
7
久しぶりに三毛猫ホームズシリーズを読みました。 このシリーズは長編よりも短編のほうが好きです。 登場人物も変わっておらず楽しめました。 最近ドラマ化されないですね。2020/04/16
ありあ
3
サクサク読めるけど相変わらず漂うほの暗さというか'人間の業'というかが本当に赤川さんは上手い。時代がどんなに変わってもこういう本質みたいなものは変わらないから読み続けられるなぁ。赤川さんの言うとおりいつまでも変わらないホームズファミリーであって欲しい。2017/06/09