内容説明
「辰巳屋」は、店主の喜平が厨房を仕切り、息子の嫁・秀子が、おかみとして暖簾を守る老舗の鰻屋。息子の道介は、鰻を焼く匂いを嫌って家業を継がず、揚げ句の果て外に子供までつくってしまった。その子も早１８歳。ある日、秀子は道介に息子の将来を相談され、喜平に弟子入りさせようとするが…。（表題作）美味い料理に人情あり。心あたたまる隠し味。全９編収録。
感想・レビュー
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azuno
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ＮＨＫラジオ「新日曜名作座」で放送と横ならびで読了。どこを略し何を付け加えているか非常にわかりやすくおもしろかった。原作自体もよかったし。2014/07/15
うえちゃん67
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電子書籍で初めて読了した小説です。端末でも違和感なく読めました。 すべて料理屋さんの日常生活を切り取った話ですが、とても心に沁みます。 出てくる料理の描写によだれが出そうです。2013/07/15
