内容説明
二十年前の猛吹雪の朝、小樽郊外のオタモイ海岸に、男性の水死体が打ち上げられた。だが、きちんと揃えられた靴と遺書は、なんと直線距離で千キロ以上も離れた自殺の名所、熱海・錦ケ浦の断崖で発見された!そして遺書には「古代文字に殺された」という謎の文章が…。それから二十年後、またもや同じ怪事件が発生。精神分析医・氷室想介が死体移動の謎に挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
16
氷室想介シリーズ。二十年前小樽で男性の水死体が打ち上げられなぜか靴と遺書は熱海で発見された、そして二十年たった今似たような事件が発生し…。ひとつのエッセイから…、塩谷一家も今回の被害者もかわいそうすぎる。しかし犯人がなんか…あと目撃者もそう行動する?みたいな。2022/10/02
そのぼん
5
最後までオチが解らなくて、読んでいて飽きませんでした。 ただ、犯人には幼稚さを感じました。その選択をするかな…という感じでした。2012/03/10
ホームズ
4
初めから期待しなければそれなりに・・・。熱海で自殺した人間の死体が小樽で発見と毎回事件はわりと面白いものなんですが真相がね・・・。どこまで本気なのかわかりませんが・・。2009/11/09
ホームズ
3
今回はまあまあ。2006/04/05
あまの
1
サイコセラピスト氷室想介シリーズ。小樽で20年前に自殺した男の娘がその復讐をしてしまいそうだと氷室のカウンセリングを受けに来る。始まり方は良かったですが、また、意味もなくやってしまった記述が。愛甲が伊豆を選んだ確固たる理由があったら良かったのに。気づいたら崖にいた、気づいたら自殺せず東京に戻っていた、ではなあ‥(-_-;)。吉村さんの話の中の父親ほとんど全員性格破綻者で親子の情愛がないのはなぜですか? もう少し普通の人間関係の話が読みたい。2012/06/04