内容説明
『白骨鬼』と題する江戸川乱歩の未発表小説が発見された。南紀・白浜で奇行を重ねていた学生・塚本直が異様な首吊り自殺を遂げた。だが、本当に自殺なのか。真相を追い、乱歩と詩人・萩原朔太郎が推理を展開する―。雑誌に連載され、好評を博す『白骨鬼』。しかし、そこには恐るべきカラクリが。本格推理の傑作と絶讃された奇想の長編、待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
8
上手い。感心した。2003/01/01
Tetchy
7
すごく上手い!正に乱歩の文体だ。随所に光るところもあり、楽しめた。2008/11/28
ニョンブーチョッパー
2
○1998/03/16
かよ姉
2
作中作の作家はかの!?という思わせぶりな小説をめぐる物語。偶然にも双子モノを続けて読むカタチになったけど多様な展開これだからミステリはやめられない。2016/12/10
岸田 直樹
1
2転3転4転5転。 表紙に書いてあった通り、何転にも転がされ。コロコロしてる作品。でも最後はきちんとつながりを理解できてすっきり。 時代背景もあり、多少言葉の読みにくさは感じたけど、ページ数も多すぎることなく一気読みできた作品。再読しなければ拾えてないこともありそう! 一度寝かせてからまた読んでみようかな。2022/03/30