内容説明
“嫌煙席”ならぬ“嫌妻席”に男が座ったら…。妻が嫌いで、かくし部屋を持つ夫。離婚した後も、前の女房と安らぐ男。ワルイ女の子とつき合いながら、かえってワルイほうがたすかると思っている男。などなど…。男は女房のいないところで、いつも活躍している。中年男の哀愁と切なさを、飄々と謳いあげる新夫婦七景。
目次
嫌妻権について
刺身はタマリで
おすすめ気晴らし
ボケの花
ルンルン離婚
たそがれの天神ひげ
たすかる関係
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラーレ
7
ショートエッセイ。なかでも、「嫌妻権」がよかった。 読んでいるとくすっと笑ってしまう。夫婦でありながらアパートを借りて妻から解放できる権利もあってもよいのではないかと共感した。適当な距離を取る事も必要なのかな。妻への誹謗が凄いので途中で読むのが嫌になったが我慢して最後まで読んでみると面白い話だなぁって感心しまった/ 倦怠期の夫婦の話。主人は妻の行動が癪に触る。しかし、離婚する訳でもなし。そして、主人は妻に内緒でアパートを借りる。一人になった主人は悦に浸る。2022/07/24
ichigomonogatari
0
夫もこう思っているかも・・・やだなー2018/06/03