内容説明
片山刑事と晴美、ホームズが、ドイツ旅行に招待された。なんと、殺人事件を解決するために…！？日本有数の資産家、永江一族の次男・英哉は、３年前に新妻の智美を新婚早々失った。ドイツの古城で、中世の伝説どおり、処刑具「鉄の処女」によって惨殺されたのだ。ロマンチックな古城で起きる連続殺人！ホームズはどう捌く？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
46
三毛猫ホームズ・シリーズ七作品目です。いつものメンバーで安心して読めるのが、シリーズの良いところです。しかし今回は、資産家一家の護衛という事で、ドイツの古城を訪れ殺人事件に巻き込まれます。実は一家の次男の妻が三年前に、城にある拷問用具で亡くなっていたのです。主人公が危機に陥る事態にもなり、トリックや意外な犯人と中々読み応えあるストーリーだと思います。ドイツの古城や街並み等、いつもの日本のシリーズと違う雰囲気を楽しめます。ユーモアとはらはらドキドキが売りのシリーズですが、今作品はしっとりした作品と言えます。2014/11/07
coco夏ko10角
22
三毛猫ホームズシリーズ第八弾、十三冊目。三年前の殺人事件の容疑者達が当時の現場でもあるドイツの城に集められ…電話は繋がらず橋は落ちて…一人また一人減っていく…という非常に好みの設定でとても楽しかった。ミステリ面でも今まで読んだシリーズ作品の中で一番満足。2014/10/28
そのぼん
14
中世ヨーロッパの古城で起こる殺人事件…。 耽美な雰囲気ながらも、拷問の道具なんかが出てきて、不気味なオーラも漂っていました。2012/06/14
こやまるぅ
5
実は赤川次郎さんの作品初読。中途半端な話から読んじゃったかなーと心配になりましたが、全然読みにくいなんてことはなく、むしろスラスラ読みやすい作品！鉄の処女という拷問器具や甲冑など中世ヨーロッパかのような舞台での殺人事件だった割にはあっさりしてた気がします。ミステリーとしてはなかなか話が上手かったです！言葉の通じない三毛猫ホームズがどのように活躍するのかを楽しみに読んでいたのですが…活躍しすぎですね(笑) こんなお利口な猫がいたら、まさに猫の手も借りたいですね。2014/06/11
naoyu
5
三毛猫ホームズシリーズ。ドイツを舞台にした作品。2014/05/15
