Kappa novels
ZOKU

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  • サイズ 新書判/ページ数 263p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334075859
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体“ZOKU”と、彼らの悪行を阻止しようとする科学技術禁欲研究所“TAI”。その秘密基地は真っ黒なジェット機と真っ白な機関車!平穏な日常の裏側では、やられた者が気づかないほどささやかな迷惑行為をめぐって、悪と正義(?)の暗闘が、今日も続いていた。

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年生まれ。某国立大学の工学部助教授の傍ら、96年『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、S&Mシリーズ、Vシリーズなど多数のヒット作を生み出す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋製 

29
犯罪とイタズラの境界線のギリギリの所で、イタズラを繰り返す謎の組織「ZOKU」とそれを阻止しようとする組織の「TAI]。 読み終えた感想は、正直この人たちは何がしたかったわけ?の「う~ん・・」でした。2013/08/25

神太郎

16
脱力系エンタメと言えばいいのか?なんというかくだらなすぎる悪の組織とそれをまぁ、とめるか~という正義の組織の戦い。二足歩行ロボってどうなのよ?っていう某監督がいっていたことを森さんもこの本でいってたり、とにかく徹頭徹尾脱力系です。でもこの脱力の中にユーモアがふんだんに盛り込まれているからハマる人は完璧ハマると思う。ある意味、森さんの趣味方面が結構出てる気がする。2015/08/25

みるくたると

5
☆4 くだらない些細な迷惑千万を撒き散らすZOKUのお話。面白かった。ミステリー三昧の日々のおやつにちょうど良いというか。なんと言っても、ZOKUで働きたい!っていうね。楽しそう〜。2012/11/23

ふじさん

4
何とも形容し難い読み味。無意味な悪戯を活動理念とする秘密組織「ZOKU」と、その対策機関として設置された「TAI」の脱力極まりない攻防を描く作品。他の著作にも見られる森博嗣独特のユーモアが全編に亘って散りばめられたような内容で、余りの馬鹿馬鹿しさ、手応えのなさには逆に衝撃を受けるほどだった。まるでこの小説自体が「ZOKU」による悪戯のよう。何にでも意味を求めてしまう世の中に於いて「無意味」の果たす役割を書こうとした、と考えるのは無闇に好意的である以前に、まんまと著者の術中に嵌っているようでどうにも悔しい。2011/04/09

つー

3
山田さんの絵とは裏腹に思った以上にユルい内容で作者のミステリしか読んでなかったから驚きでした。悪役のやってる地味でくだらない嫌がらせの内容が笑えました。映画館や劇場でアレをやられたら自分もイラっとすると思います。戦隊ものや子供の頃のアニメのキャラみたいにセコくて憎めない悪役の資金が〜とか人手不足〜とか舞台裏を見て思わず暖かい目で応援したくなりました。そしてじーさんズ仲良しすぎだろ‼2013/07/29

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