Kappa novels
龍臥亭幻想〈上〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 312p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334075835
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

石岡和己、犬坊里美、そして加納通子―。雪に閉ざされた龍臥亭に、八年前のあの事件の関係者が、再び集まつた。雪中から発見された行き倒れの死体と、衆人環視の神社から、神隠しのように消えた巫子の謎!貝繁村に伝わる「森孝魔王」の伝説との不思議な符合は、何を意味するのか!幻想の龍臥亭事件が、いま、その幕を開ける。

著者等紹介

島田荘司[シマダソウジ]
1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年に刊行された『占星術殺人事件』で本格ミステリー復興の旗手となる。常にミステリー界の最前線を走り続け、御手洗潔、吉敷竹史の両シリーズは圧倒的な人気を誇る。また、近年は、「冤罪事件」や「死刑問題」に象徴される日本人論などの社会的な発言や著作でも注目を集めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

17
★★★☆☆ これはどうなんだろう。前作の「龍臥亭事件」に比べると見劣りする感は否めない。吉敷と御手洗が登場すると書かれていたが、実際ほとんど登場しないし、肝心のトリックも微妙。「幻想」というタイトルからすれば、このトリックでも仕方ないか。前作に比べると内容も軽くなっており読みやすいが物足りない。「異邦の騎士」とも繋がりがある内容らしいが、そちらは読んでいないのでよく分からない。いずれにせよあくまで番外編的な作品と捉えるべきだと思うし、島田ビギナーの人にはとても薦められない作品ではないかと思う。2014/01/18

よっぴ

16
御手洗シリーズ第20弾!!前回の「龍臥亭事件」から8年経って、龍臥亭に石岡君が戻ってきました!上巻は物語の準備を整えた印象。しかし毎度の事ある作中での別話がかなり面白いので退屈さは微塵もありません。ここ最近に読んだ御手洗シリーズでは一番期待できてます。里見が出てくるおかげか島田氏の本の中では比較的読み易さもある本です。下巻が楽しみです。2019/02/22

あここ

11
あれから8年後の龍臥亭に関係者集まるの巻。元の持ち主の兇行とか、それを元にした作り話やらが強烈でいつの時代か分からんようになる。平成の話とは思えん。閉ざされた田舎の話やからか。遺体がぼろぼろ出てくるけど今起こった事件じゃない。ほいでも何故か不穏な感じ。巫女さん失踪。犯人、証拠捜しましょう!出来るんか?石岡。ふらふら情に流される男。相変わらず物騒な村。差別健在。村ごと時代錯誤。森孝さんの怨霊は実在するのか、いたら誰が殺されるんか。今回は何人死ぬんやろう、幕開けって煽られる(笑)里美が苦手、あのしゃべり方嫌い2022/10/09

なつみかん

10
龍臥亭事件の方を読むつもりだったのだが、図書館予約を間違えてしまったようです・・・(;_;)もっとも、島田荘司さんの本であればよかったので、これであっても問題はないのであるが、う〜む、しばらく読んでなかった正調ミステリーなのか?下巻どんな謎解きなのか!2016/11/17

ソラ

9
内容(「BOOK」データベースより) 石岡和己、犬坊里美、そして加納通子―。雪に閉ざされた龍臥亭に、八年前のあの事件の関係者が、再び集まつた。雪中から発見された行き倒れの死体と、衆人環視の神社から、神隠しのように消えた巫子の謎!貝繁村に伝わる「森孝魔王」の伝説との不思議な符合は、何を意味するのか 2009/10/16

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