カッパ・ノベルス
闇先案内人

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  • サイズ 新書判/ページ数 510p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334075507
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

犯罪や借金などで追われる身となった人物の高飛びや隠匿を請け負うプロ集団「逃がし屋」。東京一の逃がし屋である葛原は、自身も殺人犯として警察に追われる三十代半ばの男。その過去をネタに、公安から強制的にある人物を探し出すことを委託される。その対象とは密かに日本に入国している某国の重要人物で、同国出身である関西のトップ逃がし屋に匿われている。お互いにプロの面子を賭け、逃がし屋同士の凄絶な追いつ追われつが始まる。警察、特殊工作員も絡む死闘の行方は…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴールドアッシュ

16
西と東の逃がし家プロが限られた時間の中で追跡劇を繰り広げる。 政治的な権力の陰謀が渦巻きキャリアでさえ潰され兼ねない危機感 と、終盤に差し掛かって逃がし家2人の駆け引きがとてもスリリングで楽しめた。2015/05/09

ふぃえ

6
長編ハードボイルド、ザ・大沢節です。わけあり人物の高跳びや逃亡を請け負う「逃がし屋」チームのまとめ役の葛原は、公安から脅されて、某国の重要人物を探し出すことを強制されます。いろんな人を巻き込みながら、関西行ったり東京に戻ったり、紆余曲折の末、なんとかグッド・エンディングかな? 某国を北朝鮮とすると、ホントにありそうで怖いぐらいリアルです。2022/12/25

Masayuki Nakanishi

1
(510ページ) 「-商売仇かもしれませんが、私は葛原さんたちと仕事ができたことを誇りに思います」河内山の目がわずかに潤んでいた。葛原は握り返し、告げた。「ありがたいが、そいつは今日いっぱいにしておいてくれ」河内山は深く頷いた。「明日は、忘れます。皆さんとお会いしたことをすべて」2011/08/22

みね

1
☆42009/06/25

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