出版社内容情報
「全軍突撃!」パルスの王都・エクバターナを巡る攻防は、ついに最終局面を迎えた!十万の兵を率いるパルス国王・アンドラゴラスを迎え撃つは、二十万の兵を擁するルシタニア王弟・ギスカール。両軍は正面から激突、膨大な血を流しながら、その死闘の決着は、しかし・・・・・・!? 王太子・アルスラーンも、三万弱の軍を率い、エクバターナに迫る!さらに銀仮面・ヒルメスまでも、秘めた思惑を胸にその姿を現す!はたして、王都を統べる者は誰になるのか? 超絶ヒロイック・ファンタジー小説、堂々の第一部完、そして物語は、さらなる極みの第二部へ!大いなる感動と新たなる期待の第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
73
アルスラーンによる統治が始まり、奴隷制で成り立ったり、海上貿易を独占していた諸外国の危惧によって一触即発状態に。だが、ナルサスは隠居して宮廷画家となりたいといい、全員を戦慄に叩き込んだ(笑)そして変わらないダリューンの筋金入りの陛下バカぶり、皆の毒舌とラジェンドラのいい意味での厚顔無恥さに笑ってしまいます。しかし、ヒルメスたんの安住の地はどこに…(つД`)そして容貌は魁夷だが内政では優れる一方、遺族による私刑を許すなど非情な判断も取る統治者、ホサイン3世やカルハナ王の政治軍略手腕も個人的に注目ポイントです2015/07/25
おかむー
59
ノベルズ版アルスラーン4巻。一部最終巻と二部第一巻が一冊ってのは区切り的にどうなの?という気もしないではないけれど安定のリーダビリティで『よくできました』。一部終盤のパルス軍三つ巴をどう収集すかるのかとハラハラしてたところにきて、あの人物を活用しての超結果オーライには文庫版初読時うなったものです。初見では展開を楽しみつつも心が動くことはなかったけれど、エラム自身がアルスラーンに仕える決意や宝剣ルクナバードを手に翼将たちの決意を受ける場面にグッときたのは歳だからかのぅ( ̄▽ ̄;。二部はさわり程度。2014/08/03
まりも
57
シリーズの第一部完。パルスの王都・エクバターナを巡る攻防に終止符が打たれる話。素晴らしかった。これまでの全てが収束していく王都奪還へ向けた一連の流れは鳥肌モノですね。特にアルスラーンが聖剣に選ばれる所とかは最高に熱かった。第一部を終えたあと直ぐに第二部が読めるのも嬉しいサービスですな。3年の時を経て成長したアルスラーンの姿や、相変わらずのラジェンドラ等々、第二部への期待も高まりました。外伝も良かったし、あとは作者さんの刊行スピードが上がれば文句無しです。何にせよ次巻も楽しみ。2015/09/27
NAO
27
第1部終了。ヒルメスそうだったんだ・・・。第2部は国が入り乱れて誰が誰なのか大変だ。でも謎解きがはじまった!2018/07/26
みぃー
27
「王都奪還」アルスラーン、ヒルメスの出時の謎が明かされる。アンドラゴラスを加え、王都を奪還するのは一体誰なのか?第一部完結。 「仮面兵団」生き残った者達の3年後から話が始まる第二部。色々な国の王が出てくるが考え方・性格がそれぞれ違い興味深い。「東方巡歴」ダリューンの若かりし頃の話。私はこれが一番面白かった(笑)2015/07/02