カッパ・ノベルス
双月城の惨劇

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  • サイズ 新書判/ページ数 428p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334074685
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

パリ警察が誇る名予審判事、シャルル・ベルトラン。悪魔的推理力を誇る彼に、ライン川流域の古城『双月城』で起きたある事件の捜査依頼が。不気味な伝説を持つこの城はカレンとマリア、双子の姉妹が城主をつとめていた。ベルトランが城を訪ねる直前、密室であった城内の『満月の部屋』で、首と両手首を切り取られた無惨な死体が発見された!死体はカレンかマリア、どちらかのもの…。ベルトランの好敵手、ベルリン警察のストロハイム男爵も登場、熾烈な推理合戦のなか、新たな惨劇が。

著者等紹介

加賀美雅之[カガミマサユキ]
1959年生まれ。千葉県出身。小学生の頃より内外の推理小説を耽読し、会社勤めのかたわら光文社文庫の「本格推理」シリーズに作品を発表。現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

四弦桜

19
ドイツの古城で起きる連続密室殺人。双子の姉妹に首と両手の切断された死体。これぞ本格ミステリ✨面白かったです‼️ 巻末の加賀美先生のあとがきで胸が締め付けられた😢 続編も読みたいが手に入れるのが容易ではない。どこかの出版社さんが復刊して下さる事を切に願います。2023/07/03

y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)

9
シリーズ1作目。『』が多く出てきて少し読みにくかった。『髑髏城』ベースに『悪霊の館』と『人狼城の恐怖』を足して2で割った感じ。うまく書けないので読んで確かめてください。2019/09/16

ホームズ

5
バンコランを思わせるベルトランのキャラクターが好きです(笑)トリックが絵で説明されてるのがわかりやすくって好きです(笑)

通りすがりのブッカー

2
やや強引な展開があるものの、スケールの大きさや緻密なプロット力には驚かされた。個人的には傑作だった。こてこてな材料を使っているのに、あくは濃くない。読みやすい文体に、分かりやすい説明。ただ、肝心なところで、描写不足というのはあった。それでも、本著の魅力は損なわれない。城に秘められた真実に動機を絡ませた点は大満足。なぜ、これが不評?…というのが個人的な感想。次作を読みたいぐらいの作品。2012/11/08

えりり

2
ベルトランが推理するから、パットの推理の部分はいらないような……。あれだけ人が死んでて、犯人も分かってるのに「未解決」ってなったことにモヤモヤ感。トリックも図での説明がないと分かりにくい。2012/05/26

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