出版社内容情報
ジーンズ愛に溢れる著者が、ジーンズの歴史、日本での独自の発展から、自身のブランド・マネジメントまでを語り尽くす一冊。
内容説明
ファッションを超えた、「本当の定番」を生むものづくりとは?日本人に最もフィットする1本を作り出したジーンズ界の重鎮が語る、一生ものの「ジーパン」論。
目次
第1章 私が作る「日本のジーパン」(私が4型のジーパンしか作らない理由;日本のジーパン=リゾルトを作る;日本のジーパンを「売る」こと;また同じ新品を買ってもらうために)
第2章 日本のジーパンはこうして生まれた(そもそも、リーバイス501とはなにか;戦後日本ジーパン史;最前線を走り続ける、日本のジーパン)
第3章 私がジーパンづくりに魅せられた理由(アイビーが教えてくれた;ドゥニームという大きな一歩)
第4章 ものづくりの現場が教えてくれた(レプリカ・ジーンズというバブル;そしてリゾルトへ)
著者等紹介
林芳亨[ハヤシヨシユキ]
1956年生まれ。ジーンズ・デザイナー。大学卒業後、ジーンズ業界に入る。独学でジーンズ作りを学び、’88年、ジーンズブランド「ドゥニーム」設立にあたり、デザイナーとして参加し、ジーンズにかける愛情と深いこだわりで、日本における空前のレプリカジーンズ・ブームを牽引する存在となる。ドゥニーム退社後、2010年5月に「リゾルト」をスタートさせる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GAKU
46
リゾルトの宣伝本といった感じでした。著者の林さんが関わっていた、オリゾンティーが経営母体だった頃のドゥニームのXXは良いジーパンでしたね。私自身今でも愛用しています。リゾルトも一度履いてみたいと思います。2021/11/18
おさむ
32
著者は、大阪でジーンズブランドのドゥニームと、リゾルトを立ち上げたデザイナー。「ジーンズ愛」がほとばしる熱い新書でした笑。共に履いたことも、見たこともないブランドですが、レングス(丈下)が8種類もあるとのこと。身体にフィットしたジーンズという点で、興味がわきました。こんど探してみよう。2021/12/03
Tenouji
22
憧れの混じった、目標とする海外製品を、キャッチアップして、よりよく日本化していく、というのは本当に日本は得意なんだな。ジーンズは、ファッションアイテムでもあるが、工業製品でもあるので、その流れにちょうどハマったアイテムで、この年代の方の現場熱意を感じる、良い本であった。ただ、もう大企業のビジネスモデルでは出来なくて、良いものを求める人と本物が作れる人のダイレクト接続になってるんだけどね。2021/09/29
いぬたち
8
ジーンズを製造販売する方の書いた本。よって自社の商品並びに著者自身の人生に付いての内容が中心だがそれらを語る上で付随的にジーンズの起源や有名商品リーバイスの商品解説または日本での変遷の解説がなされている。研究者ではないので厳密にタイトル通りの中身ではないが過去数十年については著者がガッツリ関わっているので肌感を感じる描写が多くそこは興味深く読むことができる。ただ業界人なので若干小難しい箇所もあるが概ね気楽に読める一冊である。2022/12/05
スプリント
7
著者のジーパン哲学がビシビシ伝わってくる熱い本です。 2021/12/12