出版社内容情報
瓜生知史[ウリュウ トモノブ]
内容説明
魚の生態行動の面白さに虜になった水中カメラマンの著者が、四半世紀以上にわたって垣間見てきた、海の生き物たちが織り成す豊饒な世界を大放出!
目次
第1章 魚の交尾(アナハゼ―大きなペニス;カサゴ―抱きつき交尾;サメ―噛みつき交尾;ウミタナゴ―瞬間の交尾)
第2章 魚の求愛(テンジクダイ―熱烈なキス;ゴンズイ―クネクネ求愛;マツバスズメダイ―キスの意味;ウツボ―まったり求愛)
第3章 魚の生理(ホンベラ―精子競争;キンギョ―フェロモンを大切に;メバル―放尿)
第4章 魚の生態(クマノミ―性転換;カワハギ―イッてしまう産卵;ウナギ―「いただきます」;幼魚―ロリータ;スニーキング―間男たちの産卵行動)
第5章 海の生き物(タコ・イカ・貝の仲間;ウミウシの仲間;ナマコ・ヒトデの仲間;エビ・カニの仲間)
著者等紹介
瓜生知史[ウリュウトモノブ]
1960年、東京都葛飾区亀有生まれ。東海大学海洋学部卒。伊豆海洋公園ダイビングセンターで益田一に師事、『日本産魚類生態大図鑑』など多くの図鑑を編集、取材協力。1990年に独立しダイビングサービス、マリンライフナビゲーションを経営、写真では魚の行動がうまく伝えられないので1998年よりビデオ撮影を始め保有素材は四〇〇時間に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
38
読み友さんの呟きにて知りました。最近、さかなクンにはまっていたので、魚の世界について面白く読みました。写真が小さかったり、説明が今一つピンとこなかったりしたのが残念ですが、こういう見方もあるんだと思えたのがよかったです。さかなクンは、こういう本を読んだら興奮しちゃうのだろうか?と、一人にやにやしながら読んだのは秘密です。あ、さかなクン、さかなクンと書いていますが、この本とさかなクンは、一切関係ありません。私の妄想です。完全に大人向け。2016/11/07
Yuuki.
23
書いてある内容そのものは、NHKの生き物の番組で話してもおかしくない普通の魚の求愛や交接の説明なのに、エロ目線で書かれている衝撃(笑)小難しい説明よりある意味とっつきやすくて内容も印象に残りやすい。そして、人間に例えて説明している部分で、人間の生態についても少し知れてしまうという、ある意味とても勉強になる本(笑)こういう魚の本も悪くない。2018/03/03
マッキー
15
魚も人間以上にいろんなことしてるんだなぁというのが第一印象。写真もオールカラーで綺麗だったけど素人にはなにがなんだかよくわからない所もあった。人に勧められる本ではなく、一人でこっそり読むような本だと思う。2016/11/08
Rammstein
7
魚の生態を人間に当てはめると「一夫多妻」だの、「性転換して近親相姦」だの、そういう居酒屋トークを真面目にしている本。/ 最近鳥の本ばっかり読んでたので、紹介していただいたこちらの本を読んだ。後半の「魚以外の生物」については相当ヒドい。まかり間違ってもその章だけは子供に読ませないほうが良い。それ以外については、生態をわかりやすくエロ目線で紹介してるので魚に対して初心でも理解しやすかった。2018/11/11
Tomoko
6
FBで繋がるダイバーさんの投稿から知った一冊。視点を変えると、これまた海の中は面白い。「キレイ!かわいい!」だけじゃないエロい世界を魅せてもらっていたのだなと。御無沙汰しているダイビングがしたくなりました。2016/10/11