光文社新書<br> アップル、グーグルが神になる日―ハードウェアはなぜゴミなのか?

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光文社新書
アップル、グーグルが神になる日―ハードウェアはなぜゴミなのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334038526
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

内容説明

パソコンやスマートフォンだけでなく、身の回りの様々なモノがクラウドにつながる「モノのインターネット化」(インターネット・オブ・シングス=IoT)。2014年以降、この市場が急速に成長している。その中心となっているのが、アップルとグーグル。人が操作することなしに機器同士がデータをやりとりし、自動的に動いてくれたり、私たちの行動を決定づけたりする時代が目前にきている。ホームオートメーションからヘルスケア、自動車業界やサービス業まで、いまだかつてない新しい「体験」をつくることで、巨大IT企業は何をしようとしているのか?私たちのライフスタイルを、どのように変えていこうとしているのか―?進化するウェアラブルや、最先端テクノロジーもやさしく解説しながら、近い将来像について語る。

目次

第1章 IoTの最後のピース、BLE(BLEというイノベーション;「ビーコン」はネットにおける不動産)
第2章 リアルとネットの融合する世界(ホームオートメーションとヘルスケア;誰にデータを預けられるか?;新たな「中世」がやって来る)
第3章 新たなビジネスの生態系(没落する日本のエレクトロニクス産業;ものづくりの世界で起こっていること;ハードウェアは「ゴミ」である;IoT時代を生きる)

著者等紹介

上原昭宏[ウエハラアキヒロ]
1975年京都府生まれ。奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科博士前期課程修了。工学博士。デジタルカメラメーカーにてASIC開発、(株)ニデックにて人工視覚システム研究開発に従事した後、2011年、(株)エージーリミテッド役員就任。現在は、合同会社わふう代表社員、リインフォース・ラボ個人事業主

山路達也[ヤマジタツヤ]
1970年三重県生まれ。東京大学文学部卒。ライター/エディターとして環境、IT分野で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメフトファン

37
アップルやグーグルは本当に地球を支配しようとしているんじゃないかと思えるぐらい両社の真の姿が垣間見える本でした。アメリカの世界戦略を体現しているのは実はかつてベンチャーだった両社なのかもしれないですね。プラットフォームを握るという事は人々の生活をコントロールすることも可能になるという事なのかもしれないと思いました。2015/10/22

KAKAPO

33
タイトルは壮大ですが、これは元々IoTについて書かれた本だったのではないかと思います。というのも約170ページの内、約70ページが、IoTの最後の1mを担うというBLE(Bluetooth Low Energy)のことに割かれているからです。そして、アップル、グーグルが神になるという大見出しの論拠は最後の最後に出て来ます。つまり、私たちにとってかけがえのないものになっているデータは、自分のiPhoneやAndroidを通じてアカウントと紐づけられているアップルやグーグルのクラウドにあるという事実なのです。2020/07/23

ビイーン

27
タイトルが少々刺激的。IoTについて少しわかってきたかもしれない。2017/09/10

akira

23
図書館本。 IT系のニュースを普段から見ていれば目新しいものはなかった。エンジニアへの助言は参考になるものもいくつか。 「設計するエンジニアは自分がITに慣れているため、複雑な操作をユーザーにも要求しがちです」 2018/03/03

よしよしニャンコ

21
再読。IoTの威力がピンとくる。あらゆるヒトやモノが「情報」としてクラウドに蓄積されるという事の重大さよ。そうして出来上がるのが、アップルやグーグルの巨大プラットフォーム。これから多くの産業や個人がそれに組み込まれ、すなわち、そこではアップル・グーグルが国家と同等かそれ以上の存在(神)になる。世界ではこんな壮大なことが起こっていたのか。プラットフォームによってこれからのライフスタイルがよりスマートになっていくワクワク感と、的外れな高性能化をしていく日本のエレクトロニクス産業の周回遅れ感を覚えた。2018/02/14

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