内容説明
パソコンやスマートフォンだけでなく、身の回りの様々なモノがクラウドにつながる「モノのインターネット化」(インターネット・オブ・シングス=IoT)。2014年以降、この市場が急速に成長している。その中心となっているのが、アップルとグーグル。人が操作することなしに機器同士がデータをやりとりし、自動的に動いてくれたり、私たちの行動を決定づけたりする時代が目前にきている。ホームオートメーションからヘルスケア、自動車業界やサービス業まで、いまだかつてない新しい「体験」をつくることで、巨大IT企業は何をしようとしているのか?私たちのライフスタイルを、どのように変えていこうとしているのか―?進化するウェアラブルや、最先端テクノロジーもやさしく解説しながら、近い将来像について語る。
目次
第1章 IoTの最後のピース、BLE(BLEというイノベーション;「ビーコン」はネットにおける不動産)
第2章 リアルとネットの融合する世界(ホームオートメーションとヘルスケア;誰にデータを預けられるか?;新たな「中世」がやって来る)
第3章 新たなビジネスの生態系(没落する日本のエレクトロニクス産業;ものづくりの世界で起こっていること;ハードウェアは「ゴミ」である;IoT時代を生きる)
著者等紹介
上原昭宏[ウエハラアキヒロ]
1975年京都府生まれ。奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科博士前期課程修了。工学博士。デジタルカメラメーカーにてASIC開発、(株)ニデックにて人工視覚システム研究開発に従事した後、2011年、(株)エージーリミテッド役員就任。現在は、合同会社わふう代表社員、リインフォース・ラボ個人事業主
山路達也[ヤマジタツヤ]
1970年三重県生まれ。東京大学文学部卒。ライター/エディターとして環境、IT分野で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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