内容説明
論理思考やフレームワークを学んでも、仕事がうまくいかないのはなぜ?劇的に成果が上がる、本当に使える「知的生産の技術」=「行動の技術」。
目次
第1章 知的生産の「戦略」(「顧客の知識との差別化」を意識する;「新しさの出し方」を決める ほか)
第2章 インプット(情報ソースは幅広にとる;まずはインタビューを押さえる ほか)
第3章 プロセッシング(文脈を意識する;「行動」を提案する ほか)
第4章 アウトプット(「Less is more=少ないほどいい」と知る;What、Why、Howの三点セットをまとめる ほか)
第5章 知的ストックを厚くする(ストックが厚くなると洞察力が上がる;知的ストックで常識を相対化する ほか)
著者等紹介
山口周[ヤマグチシュウ]
1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニー等を経て2011年より組織開発を専門とするヘイグループに参画。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成、キャリア開発、新しい働き方研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
235
PRにて。タイトルが陳腐すぎるからあまり期待していなかったけど、読んでみたら意外とおもしろかった。「知的生産術」といわれてもちょっと抽象的だが、要するに「問題解決」「商品開発」「組織運営」など、ビジネスにまつわる諸分野において的確なアイディアを浮かびやすくする発想力と考えればおおむね間違いではないと思う。文章が分かりやすく、マトリクスによる説明は視覚的にも理解しやすい。マーカーを引きたくなるような箇所がいくつもあり、いろいろと学びが多かったような気がする。2018/01/19
はっせー
111
知的生産。社会人2年目になり成長をもっとしっかりとしたいと思いこの本を読んでみた。前提としてこの本は思考法をまとめたものではなく知的生産ができるための行動の技術をまとめたものになっている。その中で興味深いのは知の厚みをもたせるやり方である。厚みをもたせるには入れた知識を忘れることである。言い方は変だがこれがいい。要は忘れてもすぐに思い出せるようにしておく。知識のいけすをつくりその中に上質な情報という魚を飼っておき何かあったらそこから出す。魚の多様性が必要だと感じた。そのやり方を試しにしてみたいと思った!2022/05/06
ちびbookworm
99
★3.5.知的生産術のLv.up用ヒント集。【戦略】最初に戦略を考える(「新らしさ=付加価値=顧客の知識との差別化」をいかに打ち出せるか?)【インプット】一番強いのは一次情報/情報収集の成否は、腰の軽さで決まる。行ってみる聞いてみる◆【プロセッシング】ポジションを取る勇気をもつ。/長考ではなく「短く何度も考える」方が突破口を開きやすい。/「分析」以外の脳のモードを使う。論理から創造へと切り替える/人に話す(具体化と抽象化)。他人の頭脳に助けてもらう(沈思黙考は袋小路に陥りがち。逍遥や対話が古来より◎)2022/08/22
SOHSA
46
《kindle》知的生産術に関する本は今までにもいくつか読んだ。どの本もそれぞれになるほどと思わせることがいくつか指摘されていてその度毎に刺激を受けていた。本書はその中でも格段に分かりやすく具体的で、何より今までの自身の経験に照らしてまさしくそのとおりだと膝を打つ点が著しく多くあった。新たな気づきはもちろんのこと、自分の考えが誤っていないことの裏付けとしても多くの勇気を得ることができた。多様な問題点を明確に整理しその上で具体的解決方法を明示することは決して簡単ではないが、本書で著者は見事に実現している。2019/03/17
Hidetada Harada
45
「常にポジションを取る」、納得です。説得力のある人やわかりやすい話は、たいていその人のポジション(立ち位置)が決まってます。そして今の自分に足りないことでもある。勉強、勉強。2020/06/24