目次
第1章 美味しい“食”の見つけ方(これぞローカルグルメ―長崎の朱いカレー;信州松本の“山賊焼”と山口『山賊』の“山賊焼” ほか)
第2章 全国ご当地麺を求めて(京都『五楽』のカレーラーメン;名古屋“駅きしめん”と“あんかけスパゲッティ” ほか)
第3章 ニッポンのホッとする味、ごはん(ごはんものの王様―至福の駅弁;日本に鰻があってよかった―ニッポン鰻行脚 ほか)
第4章 ローカル居酒屋紀行(地方の居酒屋事情;日本一の居酒屋は近江草津にあり―『滋味康月』 ほか)
著者等紹介
柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年京都府生まれ。’76年大阪歯科大学卒業後、京都市北区に歯科医院を開業。生粋の京都人であることから京都関連の、さらには生来の旅好きから、旅紀行のエッセイを執筆。BS FUJI『絶景・旅の時間』「絶景温泉」シリーズの監修・案内役も担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
84
こうした本を読むと人生が短くなってしまって困る。いや、本を読んで寿命が縮むわけではない。仮に80歳までの寿命があるとして、私に残された時間は約20年。その20年の間に訪れたい地方、行くべき店、食べたいものが増えすぎて困るのだ。読み終えた今、「これでは寿命がいくらあっても足りないではないか」とブツブツ言いながら夥しい数の付箋をつけた店情報をPCにファイリングし、Google マップに☆印を付けていく。ああ忙し。2018/06/09
ジュール リブレ
32
『鴨川食堂』作者のリアルな食レポ本。こちらが、たぶん先で、これをベースに小説になったんだね。日本各地を周っての食べログ=多数意見に頼らない、自分の感性でのグルメ本でした。巻末に地図をつけてるところなんか、自信たっぷり。こういう言い切り。も、必要だね。ちなみに、ほぼ一軒も行ったこと無し。残念。2018/08/23
Christena
7
各地のローカルグルメを紹介する本。しかし、地元金沢のグルメ、ハントンライスも紹介されてたけど、観光ガイドによく登場する老舗ばかりで、本当のローカルとはちょっと違うかなという印象。筆者の独特の食に対するこだわりが散りばめられていて、「うな重のご飯はアツアツでなければならない」に激しく同意。宿泊におすすめのホテルも紹介されているので、出張などの時に参考にすると良いかも。2018/09/22
さめ
4
なかなかどうして、美味しいものを食べに旅行に出かけたくなる一冊でした。特に北海道と九州の方面。岩手のHot jajaのじゃじゃ麺もぜひいちど食べてみたい。ローカルだからこそ眠っている美味しいものはまだまだたくさんあるんだろうと思いながらまだ見ぬ地、というかお店(料理)に思いを馳せます。あぁ、おなかすいた。2017/11/22
千冬
3
A級、B級にとらわれない、地元に愛されるローカルグルメのススメ。旅の醍醐味といえば、風景と食事。もちろんオススメのお店の紹介もあるのだけれど、できれば自分の足と舌で美味しいローカルグルメを発見していきたい。それから、著者にはイマイチのようでしたが、新潟はみかづきのイタリアンは本当に美味しいのです!2012/05/02