内容説明
大河ドラマに映画、時代小説、または落語にいたるまで、主人公が食べている蕎麦は一杯いくらなのか、誰もが憧れた伊勢参りの平均旅費はどのくらいだったのか、頻発する大火による被害損失額はどれほど甚大だったのか―。本書では、町人文化が花開いた文化・文政期(一八〇四~一八二九)に焦点を当て、諸物価を円に換算していく。
目次
第1章 江戸っ子の稼ぎ(職業と収入;江戸スタイルの商売人)
第2章 裏長屋・庶民の暮らし(人々の暮らし;江戸の仁術)
第3章 繁盛店のうまい物(長屋の朝は納豆売りの売り声から;マグロの大漁 ほか)
第4章 江戸のエンタメは盛りだくさん(物見遊山は奮発して;花のお江戸の風俗産業)
第5章 一度は行きたい伊勢参り(伊勢参りの費用は月収分;東海道の二つの難所 ほか)
著者等紹介
丸田勲[マルタイサオ]
1940年、広島県生まれ。写真家、文筆家。日本大学藝術学部写真学科卒業後、2年間にわたりヨーロッパ・アジアを中心とした放浪の旅に出、見聞を広める。帰国後はその経験を生かし、雑誌やテレビ番組などのメディアで数々の海外取材・撮影・コーディネートに携わる。江戸文化に造詣が深く、写真家、文筆家として活躍するかたわら、近年では江戸史評論家として日本各地を取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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