光文社新書<br> ウィキリークス以後の日本―自由報道協会(仮)とメディア革命

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光文社新書
ウィキリークス以後の日本―自由報道協会(仮)とメディア革命

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  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036140
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

内容説明

日本のマスメディアが「暴露サイト」と報じるウィキリークスの本質とは何か?同様に、犯罪者扱いされている創設者のジュリアン・アサーンジとは何者か?なぜウィキリークスの出現は(日本以外の)世界中で「情報の9・11」と言われるのか?記者クラブが情報統制を行い、真のジャーナリズムが存在しない日本では報じられない“事実”を解説。また、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアが大きな役割を果たしたとされるチュニジアのジャスミン革命やエジプト革命にも言及。ウィキリークス以後の世界で何が起ころうとしているのか、著者が暫定代表を務める「自由報道協会(仮)」の活動も含めて解説する。

目次

第1章 ウィキリークス騒動の真実
第2章 ウィキリークスは何をしてきたのか
第3章 アサーンジとは何者か
第4章 日本の反応は世界の非常識
第5章 すべての問題は記者クラブに通ずる
第6章 「自由報道協会」(仮)が日本のジャーナリズムに革命を起こす
第7章 革命に至る道のり
第8章 これから何が起こるのか
世界はものすごい速さで動き続けている―あとがきに代えて

著者等紹介

上杉隆[ウエスギタカシ]
1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局・衆議院議員公設秘書・「ニューヨーク・タイムズ」東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリストに。政治・メディア・ゴルフなどをテーマに活躍中。自由報道協会(仮)暫定代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

31
著者をよく見ずに借りたのが失敗でした…。何だか読みにくい文章だな、と思ったら上杉隆じゃん、って気付いた時にはかなり読み進めていた、というところでした。アサンジ氏については、ありもしない犯罪をでっちあげられて拘束されたのは、明らかにアメリカ政府の焦りが見えます。その時の日本の報道は海老蔵一色で、ウィキは話題にもなりませんでした。それはいいですが、尖閣漁船衝突の件で「マスコミが犯人探し一色だった」というのを批判するのではなく、民主党の政策が適切かどうかを報道するのが上杉さん、あなたの仕事じゃないでしょうか?2015/04/16

ntahima

16
【読み放題8】3冊目のウィキリークス本。日本に関するウィキリークスの活動を知りたくて題名から本書を選ぶ。著者名を見てどっかで聞いた名前だなと思いググると都知事選に出ていた人だった。選挙前に読んでいたら選挙演説なんかもyoutubeで聞いたのだが時既に遅し。内容はウィキリークスをダシに使った情報公開の勧め!著者の主張は正論だと思うし、それはそれで勉強になったが私が知りたかったウィキリークスの確保している日本関連機密情報については聊か消化不良。ところで初出2011年だが日本の記者クラブは今も健在なのだろうか?2016/09/18

しーふぉ

10
記者クラブに対する批判が三分の一くらい。ウィキリークスの創始者アサーンジ氏に対するスウェーデン、イギリス、アメリカ各国の動きが怪し過ぎる。2015/04/03

壱萬弐仟縁

8
内部告発は社会的正義に裏打ちされていれば評者は止む無しと思う。立場が違えば、組織を擁護するつもりなら反対するのも、これまた当然か。それで難しい問題なのだ。確かアサーンジ氏は評者と同年齢であったと思う。情報提供者のプライバシー権は守る(32頁~)。日本ではそういう人は集団主義で出る杭は打たれるのがオチではある。どうも女癖が悪いというか、異性に対してはにどうなのかと思う。疑わしきは、先ず検証(94頁)。科学の研究でも、先行研究や対象を検討していくので、手法は似ている。ネット社会と現実社会の溝は埋まってきたか。2013/04/30

gonta19

7
2011/3/24 Amazonより届く2011/4/1〜4/10ウィキリークスとはどんなものか、また日本の政府、マスコミは世界の認識からいかにずれているか、ウィキリークス的世界観が今後の世界に及ぼす影響などを、上杉さんの従来からの主張である記者クラブ制度の問題指摘とともに語られる。フリージャーナリスト達が立ち上げた自由報道協会(仮)に期待。2011/04/10

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