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光文社新書
ヤフー・トピックスの作り方

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035587
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0236

内容説明

ひと月の閲覧数が45億ページ、ひと月の訪問者数が6970万人―今や日本最大級のニュースサイトと言っても過言ではないヤフー・ニュース。なかでも13文字×8本のニュース見出しを中心とした「トピックス」は、絶大な影響力を誇る。ニュースサイトは数あれど、なぜ「ヤフー・トピックス」は圧倒的なひとり勝ちができたのか?なぜ新聞やテレビを凌駕する媒体力を得ることができたのか?ついクリックしてしまう13文字の作成ノウハウ、そしてジャーナリズムとビジネスを両立させることの苦悩を、当事者自らエピソード満載で書き下ろす。

目次

1章 トピックスの作り方(トピックス編集部の一日;トピックスの原点 ほか)
2章 13文字の作り方(なぜ13文字なのか?;編集者と読者の対話)
3章 コソボは独立しなかった(グラデーションをかける;閲覧数 ほか)
4章 既存メディア、ネットメディアとの関係(変わるニュースの概念;ニュースの本来的な価値 ほか)
5章 トピックスに載るニュース載らないニュース(トピックスに取り上げられるには;関連サイトに取り上げられるには)

著者等紹介

奥村倫弘[オクムラミチヒロ]
1969年大阪府生まれ。’92年、読売新聞大阪本社入社。福井支局、奈良支局、大阪経済部を経て、’98年、ヤフー株式会社入社。現在、R&D統括本部編集本部メディア編集部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まめタンク

12
日本最大のサイトYahooのトップページに表示されるヤフートピックスの裏側を担当者自らが語る。ウェブの登場で新たに誕生した取材も検証もしない、しかし、莫大な影響力を持つニューメディアの誕生。既在メディアを凌駕する新たな脅威。後半ではネットの登場によって生まれたジャンクニュース、いわゆる広告目当ての記事しか流さないという問題に触れ、今後のネットニュースにまつわる考察を続ける。中身は薄い本ですが、Yahooトピックスという日本最大のニュースサイドから言える事、ニュースの今後の展望にまつわる提言が興味深いです。2011/01/19

kinkin

7
13文字でつかみを書くことについて。読み手にどうアプローチして 興味を持ってもらうか、ハードはどんどん進化しても最後はやはり 人間だということ。2012/11/24

2ndkt

5
閲覧数45億ページ、訪問6,970万人/月。絶大な影響力をもつヤフー・トピックスの裏側が公開されている。トピックスは、13文字×8本、国内/地域/海外/経済/コンピューター/サイエンス/スポーツ/エンターテイメントの順番。柔らかい話題へ緩やかに変移する順番で読みやすいとのこと。著者は元読売記者。(常にアクセス数を把握できるなど)インターネット・メディアの特性も分かりやすく整理されている。トピックスを付けた担当者の想いや13文字の苦労を想像でき面白い。ヤフー・トピックスを日常的に閲覧する方におすすめの一冊。2015/01/19

ますみ

4
ヤフートピックスを作る現場の紹介を軸に、ウェブの登場によるニュースの変化を紹介する。著者を含め現場スタッフは既存メディアの出身で構成されており、まず本書では既存メディアと制作現場を比較する。最後、ネットコンテンツがジャンク化し易い事に触れ、トピックスでは公共性の高い記事を重視している事を紹介する。ポータル・検索・大手SNSなどは、収益を生みながら個性・公共性を保つサイトが育つウェブ空間を作る為に、どう設計すべきだろうか。この工夫を公開する事が大手ウェブ企業のすべきCSR活動に思えた。2010/12/20

スルメジャコフ

3
報道の現場にいる人間として複雑な気分。本来、取材から最終的な出力まで一貫して行われるのがニュースの仕事だと思う(そうしないと責任が取れないから)。自分たちで取材をしない人たちが、取材結果だけを取捨選択して、世の中に大きな影響力を持てるというのは、釈然としない。この本を読む限り、ヤフトピが高い倫理観と使命感を持って作られていることはわかったけれど(筆者が新聞記者出身というのが大きいのでは)。「ジャンクフードコンテンツ」にページを割くなど、メディアリテラシーの副読本としてもいいかも。2010/06/22

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