光文社新書<br> バカ丁寧化する日本語―敬語コミュニケーションの行方

電子版価格
¥748
  • 電書あり

光文社新書
バカ丁寧化する日本語―敬語コミュニケーションの行方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035198
  • NDC分類 815.8
  • Cコード C0281

内容説明

「~させていただく」という言葉に象徴されるように、現在、日本語の丁寧化という波が押し寄せている。丁寧化はなぜ進んだのか。時代や社会の動きとともに変化する日本語は、これからどう変化するのか。日本語教師として、外国人の日本語学習者に、日本の大学生に日々接する著者が、敬語を中心とした“おかしな日本語”に着目し、日本語の本来の使い方、そして私たちのコミュニケーションのあり方を考える。

目次

第1章 させていただきたがる人々(「させていただく」は耳障りか;「させていただく」はだれに対して謙遜し感謝の意を表しているのか ほか)
第2章 現代敬語考―尊敬表現を中心に(私たちは八五郎の敬語を笑えるか;敬語の不統一とは何か ほか)
第3章 現代謙譲語考(謙遜するとはどういうことか;目上の人に向かって「ご紹介してください」と言うのはなぜおかしいのか ほか)
第4章 敬語使用と想像力(デジタル的、アナログ的言語コミュニケーションとは何か;マニュアルどおりに応対する従業員に合わせて、客のほうも、想定される「客のためのマニュアル」に沿った受け答えをせざるを得ないのか ほか)
第5章 変わるコミュニケーション(周りを観察しない人、自分を客観視できない人に、他者への敬意を行動で示すことができるか;「させていただきたがる人々」は、実は「させていただきたがらない人々」だったのか ほか)

著者等紹介

野口恵子[ノグチケイコ]
1952年愛知県生まれ。東京育ち。日本語・フランス語教師。青山学院大学文学部フランス文学科卒業後、パリ第八大学に留学。フランス語通訳案内業として働いた後、’90年より大学非常勤講師。仕事をしながら放送大学卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、立教大学、東京富士大学、東京農工大学、国立看護大学校で教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品