光文社新書<br> 名画で読み解くハプスブルク家12の物語

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光文社新書
名画で読み解くハプスブルク家12の物語

  • 中野 京子【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034696
  • NDC分類 288.493
  • Cコード C0271

内容説明

スイスの一豪族から大出世、列強のパワーバランスによって偶然ころがりこんだ神聖ローマ帝国皇帝の地位をバネに、以後、約六五〇年にわたり王朝として長命を保ったハプスブルク家。常にヨーロッパ史の中心に身を置きながら、歴史の荒波に翻弄され、その家系を生きる人間たちの運命は激しく揺さぶられ続けた。血の争いに明け暮れた皇帝、一途に愛を貫いた王妃、政治を顧みず錬金術にはまった王、母に見捨てられた英雄の息子、そして異国の地でギロチンにかけられた王妃―。過酷な運命と立ち向かい、また定めのまま従容と散っていったヒーロー、ヒロインたちは、どこまでも魅力的。彼らを描いた名画に寄り沿い、その波瀾万丈の物語をつむぐ。

目次

アルブレヒト・デューラー『マクシミリアン一世』
フランシスコ・プラディーリャ『狂女フアナ』
ティツィアーノ・ヴィチェリオ『カール五世騎馬像』
ティツィアーノ・ヴィチェリオ『軍服姿のフェリペ皇太子』
エル・グレコ『オルガス伯の埋葬』
ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス』
ジュゼッペ・アルチンボルド『ウェルトゥムヌスとしてのルドルフ二世』
アドルフ・メンツェル『フリードリヒ大王のフルート・コンサート』
エリザベート・ヴィジェ=ルブラン『マリー・アントワネットと子どもたち』
トーマス・ローレンス『ローマ王(ライヒシュタット公)』
フランツ・クサーヴァー・ヴィンターハルター『エリザベート皇后』
エドゥアール・マネ『マクシミリアンの処刑』

著者等紹介

中野京子[ナカノキョウコ]
北海道生まれ。早稲田大学講師。専門はドイツ文学・西洋文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

250
絵画で紐解くスペイン歴史の論説。欧州のハプスブルグ家に関わる王国を、王族の肖像画などの絵画を用いて、描かれた背景や人間関係から解説する。やはりハプスブルグ家の王族として欧州を席巻する勢いがあったスペインが中心と感じる。絵画は素晴らしいが、写真がない時代の視覚的な情報権力だったのだろう。血縁でつながっていく人間社会を統治をする権力のために。2017/09/16

トリオネア

148
アゴ成分に期待して。あらためて勉強になったし、面白かった。マリー・アントワネットの結婚時の字の片寄や、不吉なエピソード、女嫌いのフリードリヒ大王、フランツ・ヨーゼフなどがとても興味深かった。もっとアゴ顎しているのかと思っていたけど、確かにアゴしていたけど割とアゴ少な目だったかな。2019/02/13

tama

135
図書館本 中野シリーズ。ハプスブルグ家ってよく知らなかったのですがスペインとオーストリアで分家・共同してたのね。家・血族を存続させるにはおじ姪結婚もありって物凄い。教会は一般人には「それはダメ」と言ってたが「世継ぎが生まれないから仕方がないじゃないか!」と皇帝に言われては見て見ぬふりだそうな。「血は濃くあれ」なんでしょうが弊害の方が多いよなあ。日本のさる血族は昭和の時代にそれに気が付いたそうで。お話の視点が違うと何度か見た絵も飽きずに見られる。次はブルボン王朝だ!2014/12/20

みっちゃん

117
中野京子さんの著作は、絵画の明快な解説を通して、その時代、人物のイメージが沸き上がってくるようで、とても読みやすく、好きです。今回も、これまで読んだものと重複するものもありますが、興味深く読めました。何度見ても恐ろしいのは【狂女ファナ】荒涼とした背景、夫の棺の前で、憑かれたように見開かれた彼女の目は真っ暗闇の空洞のようです。狂おしいまでの執着が画面から、迸るようです。2015/06/30

ひろき@巨人の肩

103
ヨーロッパを650年近く繁栄した青き血の一族・ハプスブルク家。「戦争は他のものにまかせておくがいい、幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!」特徴的な「顎と下唇」は血族結婚による婚姻政策の顛末。始まりは13世紀初めのルドルフ一世の神聖ローマ皇帝戴冠。マクシミリアン一世、カール五世、フェリペ二世と続きドイツ・スペインを軸に勢力拡大したが、イギリスの台頭によりスペイン血統は斜陽。オーストリア血統はマリア・テレジアが奮闘。最後はフランス革命、第一次世界大戦に巻き込まれて衰退。名画が語る歴史を堪能できた。2022/12/08

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