内容説明
自分のお金は自分でコントロールする―。年金不安、所得格差が進む中、私たちが身につけなければならない“能力”とは。家計の将来に備え、「自分の安心を買い」「生活をよりよくする」ために必要な考え方とノウハウを、第一人者が分かりやすく解説。
目次
第1章 金融リテラシーの必要性(金融リテラシーとは;日本の家計における“リスク資産”の割合 ほか)
第2章 金融商品別の視点(分散投資(アセット・アロケーション)を理解する
見かけ上のリスクと本当のリスク ほか)
第3章 実践(円高と円安、どっちがどっち?;「じゃんけん理論」と「チャート分析」 ほか)
第4章 金融を通じた社会責任の遂行(資本主義の二つのほころび;「小さな政府」路線の結果 ほか)
著者等紹介
勝間和代[カツマカズヨ]
1968年東京都生まれ。経済評論家、公認会計士。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得。以後、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
232
2007年の本なのに今でも通用する内容が多く驚く。それだけ資産運用って変わらない王道があるんだなと思う。私も投資信託はしているが、そういえば当時は積立NISAもiDeCoもなかったなと気づく。それだけ国も当時と比べて金融リテラシー向上に積極的になってるのだと思った。2021/09/13
やすらぎ🍀
135
お金を1円でも増やそう、絶対に損をしたくない!と執着すると、本当に大切なものを失ってしまう恐怖感が生まれます。お金はもともと、衣食住をするためのものだから、必要最低限があればいいはず。でも増やしたい。将来を見据えて、少しでも貯えたい。それなら、銀行に預けるな!と勝間和代氏の勢いは止まりません。…凄くためになることが書いてありますが、なかなか皆、その一歩が踏み出せないんです。怖いんです、お金って。…ほどほどに使いながら、不自由なく生きられればいい。たまには贅沢して生き甲斐を感じて。1円の大切さを忘れずに。2020/08/29
mura_海竜
76
『お金に働いてもらう』。金融リテラシー(知識)の基本を学ぶ。貯蓄はインフレ率がプラス(物価が上昇など)になれば、預けた金は相対的に預けた時よりも実質下がったことになる。銀行に預ける分を投資金として運用してはどうか。内容は非常にわかりやすい。「しっかり儲ける基本5原則」や「金融リテラシーを身につけるための10ステップ」も掲載。2007年の発行なので情報は古い、見直しも必要でしょう。金融商品別の視点の章があり、投資信託やデリバティブ、インデックス、REITの内容を理解した。ポートフォリオを作ろうかなあ。2013/10/19
とも
67
大分古い本だったが勉強になった。 インデックス投信ははじめたので、ボーナス出たらアクティブ投信、SRI証券にもチャレンジしてみたい。 「管理できるのはリスクのみ、ただ飯は無い」 2021/07/06
harass
61
かつまーの代表作の一つとして手に取る。また、最近の投資系YouTuberなどを中心とした投資の流行と比べて内容はどうかと比べたかったのもある。2007年、リーマンショックのときかよと驚く。知識としてほぼ現在でも通用するのではと。よく言う金融リテラシーという言葉は知っているが、具体的な内容をきちんと書いてあるのは初めて読んだ気がする。手元の新書は4刷でけっこう売れたのもわかる内容。おすすめ。2022/02/11