内容説明
Web2.0が喧伝されて、かなりの時間が経つ。グーグルの影響力は変わらず増大しているし、アマゾンも市場への浸透を拡大している。しかし、オプティミズムに彩られた予測は数を減らしつつある。グーグルの収益構造は基本的に広告から離れられず、SNS(Social Networking Service)はどう収益を導くか模索中である。収益モデルが確立できずに技術だけが洗練されていくマーケットから、ジョブズはiPhoneによってキャッシュを得ようとしている。どういう方法で?携帯電話の居場所を電話機からオーグメントにシフトさせることによってである。
目次
第1章 iPhoneの衝撃(アップル概論;iTunesの成功がもたらしたもの ほか)
第2章 Web2.0の幻(Web2.0の本質は技術ではない;セマンティックWeb ほか)
第3章 ユビキタスの挫折(サービスポイント増加の歴史;メトカーフの法則 ほか)
第4章 クール!iPhoneのインタフェース(ユビキタスの二つの解釈;分散インタフェースモデル ほか)
第5章 iPhoneが拓く新しいビジネスモデル(Web2.0的なサービス、技術はある。だが、Web2.0的な収益モデルはない;情報を創造するモチベーション ほか)
著者等紹介
岡嶋裕史[オカジマユウシ]
1972年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所勤務を経て、関東学院大学経済学部経営学科情報部門・関東学院大学大学院経済学研究科准教授。Webサービスイニシアティブ技術部会副部会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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