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光文社新書
iPhone―衝撃のビジネスモデル

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034023
  • NDC分類 694
  • Cコード C0255

内容説明

Web2.0が喧伝されて、かなりの時間が経つ。グーグルの影響力は変わらず増大しているし、アマゾンも市場への浸透を拡大している。しかし、オプティミズムに彩られた予測は数を減らしつつある。グーグルの収益構造は基本的に広告から離れられず、SNS(Social Networking Service)はどう収益を導くか模索中である。収益モデルが確立できずに技術だけが洗練されていくマーケットから、ジョブズはiPhoneによってキャッシュを得ようとしている。どういう方法で?携帯電話の居場所を電話機からオーグメントにシフトさせることによってである。

目次

第1章 iPhoneの衝撃(アップル概論;iTunesの成功がもたらしたもの ほか)
第2章 Web2.0の幻(Web2.0の本質は技術ではない;セマンティックWeb ほか)
第3章 ユビキタスの挫折(サービスポイント増加の歴史;メトカーフの法則 ほか)
第4章 クール!iPhoneのインタフェース(ユビキタスの二つの解釈;分散インタフェースモデル ほか)
第5章 iPhoneが拓く新しいビジネスモデル(Web2.0的なサービス、技術はある。だが、Web2.0的な収益モデルはない;情報を創造するモチベーション ほか)

著者等紹介

岡嶋裕史[オカジマユウシ]
1972年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所勤務を経て、関東学院大学経済学部経営学科情報部門・関東学院大学大学院経済学研究科准教授。Webサービスイニシアティブ技術部会副部会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

38
ガラケーはもういらないという人もいるけれど、個人的にはうまくスマホと棲み分け 、生き残ってほしい。潜在的なニーズはまだまだあると思う。2015/07/09

おさむ

25
10年前に登場したiPhone。その直後に書かれたこの新書は、現在の普及ぶり人気ぶりを見事に予言しています。インターフェースとユーザーエクスペリエンスの独自性を高く評価してのものでした。まさに社会や経済を変えた発明ともいえます。これからどう進化していくのか、注目していきたい。2018/01/18

白義

9
とても要領のいいWeb2.0のまとめだが、肝心のiPhoneの情報やそのビジネスモデルについてはほとんど触れていなくて予測ばかりなのが見事なタイトル詐欺である。ただの携帯電話ではなく、人間の知的能力を拡張するオーグメント(増幅器)としてiPhoneは革新性があり、ユビキタス思想の正当な発展系なのだというのはiPhone、というかスマホ時代の背景解説としては的を射ていそうではある。基本的にはiPhone前史のAppleやネットやコンピュータ技術、思想の歴史が中心で面白いは面白い。未来予測はやや大げさだった2015/07/04

stroatman

2
3Gが発売した後もiPhoneは流行らないだろうと思っていた自分としては2007年の時点でここまで今の状況が予測できていたのはすごいとしか言い様がない。従来型の携帯からスマホへの変遷は、インタフェースの観点から見てある意味当然の流れだった、と。iモードの成功は個人的に評価していたけど、今の状況見ると国内メーカーの足枷だったようにしか思えなくなるなぁ。。やっぱり日本は利権を持った所が力を持ちすぎて上手くいかないんだな。電力関連も、原発でうだうだやってる内に海外企業に利益持っていかれそう。2015/04/21

Kentaro

1
ダイジェスト版からの要約 全ての端末がインテリジェントかつリッチになり、ユーザインタフェースの枷から放たれたiPhoneは、既に電話ではない。携帯する身体能力拡張機構、もしくは、携帯するマンマシンインタフェース、即ちフェデレート端末である。ユビキタスの殻を破る可能性としてiPhoneは登場したが、Web2.0についても、iPhoneは新たな可能性を示す。Web2.0はウェブ利用者の総意を反映して、利用者が志向するウェブの未来の一端を示すものである。これを契機に、今後もユーザの力を取り込みつつ進化していく。2018/08/07

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