出版社内容情報
速ければ速いほど、絵はうまく描ける。
都市設計家ならではの視点から、モノや人物、風景を的確にスケッチする方法を伝授。
●考え・アイデアをまとめられる
●仕事でも活用できる
●紙と黒ペンと鉛筆があれば始められる
●下書きは要らない
●描き手の思いとこだわりが強く表れる
内容説明
道具はありふれた3つのアイテムでOK、定規で線を引かない、円を描く場合は楕円のカーブに気をつける、グラデーションは線と面のコンビネーションで処理する、1本線で描写してしまいがちなところを2本線で描く―速く描くためのコツが満載。
目次
第1章 スケッチの威力
第2章 線と円を使いこなす
第3章 視点の置き方
第4章 アイテムはこう使う
第5章 描写には手順・法則がある
第6章 モノを描く
第7章 ひとを描く
第8章 風景を描く
著者等紹介
山田雅夫[ヤマダマサオ]
1951年岐阜県生まれ。都市設計家。山田雅夫都市設計ネットワーク代表取締役。自然科学研究機構核融合科学研究所客員教授。技術士・1級建築士。岐阜県IT顧問。東京大学工学部都市工学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
銀河
17
めずらしく違うジャンルの本に挑戦♪スケッチに興味を持てればいいなあと思ったけれど、私には車や散歩中の人をスケッチしたくはならないなあ。教科書を読んでいるような丁寧な解説。右上がりに描くとよい、とか境界線を二重にするとハッキリするとか覚えておこうと思った。これは絵の本だけれど、文章を書く時にも同じことが言えると思う。手書きは温かいし、最初にテーマを決めて、描きにくい、表現しにくいことは書かない、際立たせたいことを中心に持ってきてその他は省略する。これから使わせていただこう。2011/02/02
TERu☆
11
どんなものでも、線と曲線で表現できる。 確かに、そうだと想う。構図の取り方で、表現力が増すのにも、驚いた。まずは、線と丸を練習して書けるようになりたい!2014/05/08
氷柱
10
247作目。10月2日から。イラストは面で捉えるべきだと気付いて半年、その発想をより深化させた作品。多くのイラスト基礎本が基礎の基礎をすっ飛ばして高度なテクニックから入ったり、またはテクニックのテの字も出てこない場合があるが、今作は線の書き方から被写体の捉え方までは丁寧に教えてくれる。しかし作品中盤から難易度がぐんぐん上がって最後は全くついていけない程になる。基礎より後はテクニックではなくセンスや経験が物を言う世界なのだろう。描きたければ基礎を元に経験を積むしかないのだ。2016/10/03
ショウジ
10
マインドマップのセントラルイメージを書くときの参考に読みました。3分でここまで書けるのかと驚いています。2016/05/09
yakomini
9
林望の本を読んだらイラストが良かったのでこの本を思い出し再読してみた。著者は都市設計家・1級建築士なので説明がとても論理的。そうかスケッチって3次元の物を2次元で表現することなんだね。面の集合体を線で表していて、脳の働きで類推したり補完したりして線で描かれたものから物体をイメージしていたことに気づいた。描く部分と描かない部分の選別とか文章を書くときにも大事だし。スケッチの本なのに色んなことを考えてしまった。漫画世代で当たり前のように絵を描いていたけどじっくり考えると面白いね。やっぱり本は再読すると発見があ2011/11/07