内容説明
「変わりたい」「変えたい」を実現するには?多くの企業の組織変革に関わってきた著者が、正解なき時代の組織づくりのノウハウを解説。
目次
第1章 組織変革の条件
第2章 組織を変革するための出発点
第3章 コンピテンシー(発揮行動)を高める
第4章 組織変革のプロセス
第5章 組織変革の場
第6章 組織変革に必須のダイアログ
著者等紹介
高間邦男[タカマクニオ]
東京都出身。明治大学商学部商学科卒業。現学校法人産能大学総合研究所勤務の後、同研究所事業本部講師を経て1985年に有限会社ARMを設立。現在株式会社ヒューマンバリュー代表取締役。リーダーシップ開発やコーチング、セールストレーニングプログラム、組織診断などの人材開発システムをオーダーメイドで開発。最近は、学習する組織についての研究調査を基にシステムシンキングやダイアログ、アクションラーニング、コンピテンシー、人事制度改定など様々な切り口から企業の組織変革に取り組んでいる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
12
★★★イノベーションとは、企業が外部環境の変化に適応できるよう内部の仕組みを変化させること。そのためには外部に対する感受性を養う必要があるが、内部に対する感受性を高めることが近道と筆者は言う。外を見ず内観ばかりして茹でガエルにならないか少し疑問はあるが。。。2013/03/05
Tomohiro_Y
8
システムとしての組織をどう捉えどう変革していくのかいう話。個人スキルの本ばかり読んでいた自分には、習得した個人スキルをどうやって使っていくのかを語っている本書は目からウロコでしたよ。個人を超えて組織をどうやってコントロールしていくのか悩んでいる人に良い本かと思います。2016/08/28
mass34
7
覚悟とビジョンとダイアログ。2018/01/29
牧神の午後
6
ラーニングオーガナイゼーションというより、growing community、あるいはmutual growth between menbaer & organizationのほうが近いのかなと思いつつ。組織の成長野ためには構成員個人も、他の構成員と影響し合いつつ正hこうすることが必要で、そのためには構成員各々が自分の原点を知る必要があるってのは炯眼。しかし、なんでコンサルって言う職種は英語を使いたがるのか「現場」でいいじゃん?なにreal workってと思わず吹き出してしまったのはナイショ。2017/07/10
monotony
6
Kindle版で再読。この本からは理想と現実のギャップをキチンと押さえて現場の最適解を模索しようとする雰囲気が伝わってくる。もう一つ大事なこととして響いたのが次の一節「社会の変化を感じるには、自分の組織が分からなければならないし、自分の組織が分かるには、所属するメンバーのことが分からなければならない。さらに、所属するメンバーなど周囲の人のことが分かるには、自分自身のことが分からなければならないのである」まずは内省からということですね。センゲの本ももう一回じっくり読みたい。2017/04/17