光文社新書<br> アメリカ以後―取り残される日本

電子版価格
¥693
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

光文社新書
アメリカ以後―取り残される日本

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334032340
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0295

内容説明

泥沼化するイラク戦争の裏で、世界は歴史的転換点を迎えようとしている。戦時下の名の下に制限される民主主義、変質する世界の経済構造、緊迫の中東情勢、中国主導の東アジア…これらは、同じベクトルの元にある。一極主義の限界が見えてきた今、アメリカは、自らアメリカ以後の世界を模索し始めた。『タリバン』以来、中東とアメリカの関係を軸に考察を重ねてきた著者が活写する世界で起きている本当のこと。“もし、アメリカがいまのように強くなくなったら…”「アメリカ以後」の世界を日本は、日本人はどう生き抜けばいいのか。

目次

第1章 「アメリカ以後」を考えるアメリカ
第2章 経済ではもう世界は動かせない(「ものづくり」を忘れた国;復活する「ブードゥー経済学」;新しい経済モデル「タクシノミクス」)
第3章 誰のための戦時体制(「人権の国」の人権侵害;制限される民主主義)
第4章 歴史の中のイラク戦争(ネオコンの系譜;泥沼化の理由;孤立する前線)
第5章 「三極体制」でアジアはどうなる(アメリカ抜きアジア;歴史から消える単独覇権主義)

著者等紹介

田中宇[タナカサカイ]
1961年生まれ。繊維メーカー勤務一年を経て共同通信社入社。その後、マイクロソフト社で「MSNジャーナル」を立ち上げる。現在は個人で国際ニュース解説記事のメールを配信。配信者数は二十万人を超える
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

無識者

9
アメリカの政治についてはせいぜい大統領ぐらいしか知らなかったので、どういう政治なのか知る上ではいいと思った。この書ではアメリカの政治を中道派とネオコン(新保守主義)にわけて分析している。それにしても、レーガノミクスで軍事費増大し富裕層の減税を行っても、購買力が上がらないために、トリクルダウンは起らなかった。ブッシュ(息子)のときも富裕層減税をおこなったが、結果は一緒だった・・・アベノミクスはどうだろう?2015/05/11

テキィ

4
色々な考え方もあるなぁ 古いから答えあわせ残念2019/11/09

ときどきぷろぐらま。

0
アメリカの裏事情をわかりやすい日本語で丁寧に解説されていました。ブッシュ大統領の批判は読んでいて非常に胸がスカッとします(笑)2009/11/14

ryuetto

0
大国アメリカが衰退しつつあるのではないかという話。そう思える根拠と今後の世界がどうなっていくのか予測した内容で、興味深く読ませてもらいました。2004/03/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/561211
  • ご注意事項