内容説明
「伝説のディーラー」の世界一簡単で使える教科書、新書版で遂に登場。
目次
第1章 為替のマーケット(為替とは何か;マーケットの参加者 ほか)
第2章 短期金融マーケット(日銀;日銀はなぜ偉い ほか)
第3章 長期国債マーケット(長期金利はなぜ動くか;国債マーケット基礎用語 ほか)
第4章 金利スワップマーケット(金利スワップマーケット;金利スワップを利用する ほか)
第5章 オプションマーケット(オプションとは何か;運用と調達の考え方 ほか)
著者等紹介
藤巻健史[フジマキタケシ]
1950年東京生まれ。一橋大学卒業後、三井信託銀行入社。米ノースウエスタン大学大学院MBA(ケロッグ・スクール経営学修士)取得。三井信託ロンドン支店を経て85年モルガン銀行に入社。資金為替部長、東京支店長などを歴任。東京市場屈指の為替・債券ディーラーとして名を轟かせ、「伝説のディーラー」と呼ばれる。2000年同行を退社、ジョージ・ソロス氏の投資アドバイザーを経て、現在はフジマキ・ジャパン代表取締役。また一橋大学経済学部、早稲田大学大学院商学研究科非常勤講師を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
89
金融実務をこれから行おうとする方にとってはいい本であると思います。特にマーケット、外為市場、あるいはスワップ、オプションなどデリバティブ関連の業務をきちんと実務的に勉強しようという人にとっては非常にわかりやすい本ではないかと思われます。著者のスタンスが教科書的というよりも自分の経験してきたことをわかりやすく語っているからなのでしょう。結構分厚い新書ですが、一通りの知識はつくと感じました。2015/11/04
mitei
48
感想は増補版に記載。著者の金融に関する危機感が伝わる。2015/01/26
とも
45
ほとんどわからなかった。 なんとなく、雰囲気を掴むことはできたかな。 すごい大きなお金が動いている世界があり、一部の人が世界の経済を動かしている。 今後もお金の動きの仕組みをもう少し勉強しよう。 動けるうちは、コツコツ働いていたい。2021/07/16
佐島楓
29
図や説明がとてもわかりやすかった。新書で400ページを超える本なので、読み切るのが大変だったけれど、基礎の基礎から解説してくれている良書。2015/04/05
K(日和)
27
日経225先物、先物ミニについての解説がわかりやすかった。他にもマクロ的な金融市場の動きや、為替を動かす要因について事細かな説明がある。理論だけでなく、直感的な説明も豊富。先物、オプション、スワップの定義というか、どういうものかは知っている。金融のプロがどう利用しているのかが本書で解説されている。2016/12/29