内容説明
本書は「ただ一本の腕時計」を選ぶためのプロセスを演繹していく。本書で語っている「デザイン」「機械」「機能」「性能」「歴史」「素材」「イメージ」「ブランド」といった腕時計の要素は、時計選びにおいて「これだけは譲れない!」というポイントを含んでいる。
目次
1 デザインで考える
2 ムーヴメントで考える
3 機能で考える
4 性能で考える
5 歴史で考える
6 素材で考える
7 象徴とイメージで考える
8 作家とブランドで考える
著者等紹介
並木浩一[ナミキコウイチ]
1961年神奈川県横浜市生まれ。青山学院大学文学部フランス文学科卒業。編集者・記者として腕時計を対象に取り組み、共著書『腕時計雑学ノート』(ダイヤモンド社)をはじめ、96年より毎年取材を行なうバーゼル・フェア、ジュネーヴ・サロンに関する記事など執筆多数。学習院生涯学習センター(東京・目白)では腕時計の歴史と文化・時計作家論を主とする講義を担当している。元・『エグゼクティブ』誌編集長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oser(読書家ではありませんドクシャーです)
57
読めば読むほどに沼の世界観。ネットでチプカシ検索しているワイのような超のつく庶民には手の届かない世界だなぁと…思いながらも(夢を持つのは悪い事ではないからね。知識としてトピックとして保有。)楽しく読了。 …自動巻の時計欲しいぃ ラドーの独特の形状がスゴイ好み。あとミルガウス(サンダー針)あー日本人としてGSもイイなぁあ(可能性はゼロではない‼︎(`・ω・´))2024/04/04
C-biscuit
20
図書館で借りる。全く時計には詳しくないが、機械式の時計は興味がある。特に自動巻は便利である。この本は機械式の時計を中心に多くの時計やメーカーを紹介し、一生ものの時計を探すヒントになるものである。時計の基本から、ムーブメントの構造を含めた名称なども解説されており、見どころなどがわかりやすい。機能以外にも時計の材質そのもので大きく値段が違うのが、当たり前であるがわかった。ブランド力だけでなく、材料原価の高い時計も多い。できれば、もう少し写真があっても良かったとも思う。私は一万円前後の機械式時計で満足であるw。2016/10/03
501
18
機械式腕時計をデザイン、ムーブメント、性能、機能、素材、歴史、象徴、イメージをキーワードに解説。自分に理想的な一本を選ぶための案内書という位置づけだが、視点が多角的で、機械式時計の購入を考えていなくてもその奥深い世界の片鱗を知ることができる内容になっていておもしろい。機械式時計は小宇宙と表現されるのも誇大表現ではないことがわかる。写真は豊富で、かつ片面しっかりととっていてその精密さ、美しさが伝わってくる。カラーページもあったら更に良かった。2015/03/08
501
15
一生物の腕時計を選ぶための案内書。一生物なのでもちろん高級腕時計。とても買える額ではない。無理をして所有したいという情熱もないが、機械時計の吸い込まれるような美しさに感嘆し、機械時計に込められた職人のこだわりを知るのは楽しい。2022/02/24
B.J.
11
外資系ホテルにいた時、お客様よりいいモノを持たないという暗黙の了解があり、ロレックスではなく、TUDORを購入。今では、グランドセイコー・ブルガリ・ピアジェ・コルムと好き放題。2020/06/11