内容説明
「間違いない。あの駅弁です」樺太の大地を疾走した列車の窓越しに人々の手に渡された駅弁が、五五年の時を経て東京・新宿の一室で甦ったのだ。望郷の念に胸を焦がす人々に、優しい癒しの味がゆっくりとしみこんでいった。「想い出の味・ふるさとの味第三六回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」の舞台裏に迫ると同時に、駅弁の持つ魅力を探っていく。
目次
第1章 京王百貨店駅弁大会
第2章 甦る廃線駅弁
第3章 駅弁対決
第4章 頼もしき助っ人たち
第5章 そして、その日はやってきた
第6章 駅弁に生きる人々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふら〜
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駅弁大会の企画の裏側。一度行ってみないとなぁと思い続けて十余年、次回こそは訪れたい…2021/08/03
湘南☆浪漫【Rain Maker】
1
駅弁と言えば、牛肉どまん中かな。 京王百貨店は遠いけど、身近なところの駅弁の催し物はかなり気になってる(笑) 旅のお供だからね。2017/09/13
akiz
1
何回読んでも良書は良書。新年を迎えて中吊り広告を見るたびに読み返してしまう。
U-G.Kintoki
1
ただの一百貨店の一催事だとおもっていたが……京王もやるもんだなあ。駅弁大会の見方が変わった。2010/05/20
のぶ
1
36回を重ねた名物企画は、どのように練り上げられていったのか、運営の工夫や苦労を交えて振り返る2009/09/15