内容説明
新宿署の刑事・鮫島は、悪を憎み容赦しない。孤独に、誇り高く戦う彼を、犯罪者たちは「新宿鮫」と恐れる。歌舞伎町の女・奈美。衰しみと孤独が溢れる彼女の心に、光を与えた男がいた。謎の影を持つ男・楊だった。一方、鮫島は一人の台湾人に出会う。「ただものじゃない」鮫島に直感させ、刺客の急襲を一瞬で撃退した男・郭。彼には標的が―最高の殺人技術と、強靱な肉体を持つ台湾人の殺し屋、いや人間凶器「毒猿」だ。疾走する毒猿に新宿が戦慄!郭の目的は?奈美の運命は?鮫島、絶体絶命の戦いに挑む!圧倒的な興奮と感動が凝集!「吉川英治文学新人賞」「日本推理作家協会賞」受賞第一作、読書界熱望の渾身書下ろし傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
11
幸福に恵まれなかった人たちの物語。鮫島は今回脇役!?2008/12/13
愛の餓死体
6
【新宿鮫シリーズ第1巻が合わず、2巻は合うかもしれないと思い読んだ作品。おもしろいと思うんだけど、次巻を読もうと今のところ思わない。】 と昔思ったと思う。
もね
6
新宿鮫シリーズ第二弾。最初に読んだときからかなりの歳月が経つ。この本も20年以上前の刊行だが、今読んでも面白いと感じた。2014/01/19
SHIORI
6
鮫島が孤高すぎなかったから、前作より好み。そのかわり楊が孤高。でも強くてかっこよかった。だからこそ奈美の事をおもうと切なくなる。拷問も読むだけで痛い。2012/04/20
ミコ
5
シリーズ2作目。鮫島さん、そんな事してたら早死にしちゃうよー。まぁまだまだ死なないんだけど。奈美が悲しかった。2023/07/20