出版社内容情報
人には聞こえない超低周波を使って会話をすることができるといわれている、ゾウとクジラ。
象牙を目的に、人の手より乱獲された結果、群れの中で最後の一頭になってしまったアフリカゾウは、はるか沖にいる友、クジラにむかって、自分たちアフリカゾウの来し方を静かに語り出した……。
愛する仲間たちをつぎつぎと見送り、いまは独りになってしまったゾウがクジラに伝えたかったこととは――?
作家・内田麟太郎氏が『エレファントム 象はなぜ遠い記憶を語るのか』(ライアル・ワトソン ・著, 福岡伸一、高橋紀子・翻訳/木楽舎)にインスパイアされて紡いだ意欲作。
内容説明
ゾウやクジラは、人には聞き取ることができない超低周波で、仲間同士、コミュニケーションを図ることができると言われています。この絵本は、そんな神秘的な声に着想を得ています。密猟問題は今も続いています。ゾウの声に耳を傾けてみませんか…?
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年、福岡県大牟田市生まれ。詩人、絵詞作家。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(文溪堂)で小学館児童出版文化賞、『くじらさんのーたーめならえんやこーら』(鈴木出版)で日本絵本賞を受賞
竹上妙[タケガミタエ]
1986年、東京都生まれ。版画家、画家。和光大学表現学部芸術学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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