内容説明
「いやだよう。ママがいっちゃったよう」。あっくんはなきました。おともだちがつぎつぎやってきます。あめもふってきました。あっくんのあめはやむのでしょうか。保育園の朝をいきいきと描いた絵本。
著者等紹介
浜田桂子[ハマダケイコ]
1947年、埼玉県川口市生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。田中一光デザイン室勤務の後、子どもの本の仕事を始める。桑沢デザイン研究所講師。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おはなし会 芽ぶっく
16
保育園に子どもを送って行って、泣かれた時のことを思い出しました。泣き声の中仕事に行く辛さ、自分以上に子どもも我慢してくれていたんですよね。そんな時期はあっという間に終わってしまいましたが(笑) 【ジェンダー絵本 お仕事するおかあさん、かっこいい!】2020/08/29
mari
9
あとがきがよいです!子どもは子どもの世界で、大人にも及ばない共感と連帯で励まし合い、成長していく。気がすむまで思い切り泣くのも、子どもの特権。子どもたちの一人一人の成長を温かく見守りたくなるお話。2015/03/30
そうさん
8
4歳7ヶ月。保育園の朝の光景。ママがいってしまい、大泣きするあっくん。皆がそれぞれ慰めようとしてくれるのに、一向に泣き止まず。そこに急に雨が降ってきて、何故かあっくんと雨の対決に!雨降り対決、どちらが勝つのか!?裏表紙の絵に和んだ。子どもはもう登園の際に離れてもグズることはないが、入園したてのときはそんなこともあったからか、真剣に聞いていた。2019/03/14
まみっち
6
うちの真ん中の弟のあっくんが「自分と同じ名前だ~」と言って、図書館で借りました。お母さんに読んでもらいました。お母さんの読み方がおもしろくて、一番下の弟とたくさん笑いました。2013/07/16
のん@絵本童話専門
4
★★★3歳5か月 保育園で大泣きしているあっくん。お友だちがいろいろ宥めようとしても、それが逆に大泣きを加速させてしまう。雨が降ってきて、お友だちが雨とあっくんの涙の雨を競争させて、雨に勝ったところでようやく泣き止むあっくん。「泣いてもいいよ、もっと泣け」と言われたほうが泣き止むって、なんだか分かるなあ。まだまだ大泣きする時期の子にぴったり。2歳後半くらい~2016/04/10