広済堂文庫
元・巨人―ジャイアンツを去るということ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784331653357
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0175

内容説明

「おい、オレが出されるのか!?」巨人軍を離れざるをえなかった男たちがトレードの裏側、転換した人生を語る。小林繁、駒田徳広、香田勲男、石毛博史、吉岡雄二、大森剛…球団最高の成績を残したにもかかわらず、交換要員にされたスター投手。「巨人愛」を抱きながらも結果を出せず、去っていったドラフト1位選手。彼らが持ちつづけるプライドと巨人への葛藤は、何を意味するのか…。大ブランド球団から放出された選手の心のひだを、気鋭ライターが描き出す。現代社会のエリートやビジネスマンの新たな生き方にも通じる1冊。

目次

小林繁―「“おい、オレかよ!”って思った。でも同情は、いらなかったね」
駒田徳広―「使う監督にとっての“いい駒になる”。そればかり考えていました」
香田勲男―「トレード通告が、僕に“転換期”を教えてくれたんです」
石毛博史―「トレードに納得できないものがあった。だからすごく葛藤したんです」
吉岡雄二―「調子がよくても試合に出られない。それが歯がゆかった」
大森剛―「“巨人ドラフト1位”のプライドとトレード経験を生かしたいんです」

著者等紹介

矢崎良一[ヤザキリョウイチ]
1966年生まれ、山梨県出身。スポーツ雑誌の編集者を経てフリーライターとして執筆活動を始める。「スポーツ・グラフィックナンバー」(文芸春秋)などスポーツ関連雑誌を中心に寄稿。プロ野球のみならず、高校野球、大学野球、社会人野球など、幅広い枠組みで野球を取材。巨人・高橋由伸、西武・松坂大輔など現在プロで活躍している選手にアマチュア時代から注目。細かなリサーチと“現場主義”に定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yスキー

5
駒田、香田、石毛、吉岡、大森となつかしの面々が出てきました。中でも、今年亡くなった小林繁さんの話が一番印象的でした。この本に記載されているインタビューが1999年だったので、当時の彼の思いがすごく興味深かった。10年後、江川とCMで共演するとは当時は思ってなかったんだろーなー。。2010/10/31

はむズ

4
小林繁氏に感銘。 例の『空白の一日』で阪神にトレードされた選手です。 小林氏は『どんなに使いにくい兵隊でも能力があれば組織はその兵隊を必要とする。その能力ある兵隊を使いこなせない中間管理職の能力が問われる。だからまさかトレードされるとは』と。 小林氏の章は野球好きであくても企業経営者や中間管理職にも読んでほしいですね。2014/09/26

hf

3
去年の10月くらいに集中して読んでて、それから放置していた。2/16に外出に持参して一気に読みおえた。私は吉岡雄二しか知らなかった。近鉄がよく出てくる 本の感想はなんだろう、、あまり無いです。まあこういう人がいたんだなという面白さはある。 しかしこれほど岩倉文也さんが読んでなさそうな本もなかなか無い2020/02/16

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