内容説明
もぎりの入り口から,テントを潜るだけで、現実が異界に、日常が祝祭日に、怪物が英雄に、恐怖が笑いに、笑いが恐怖に、逆転し、また逆転し、渦を巻く、めくるめく色彩の混沌…。幻想怪奇に空想科学。怪談・鬼談にモダン・ホラー。変格ミステリに都会派ファンタジー。恐怖も驚異も悪夢も抒情も一切合切包み込む、宵闇色の四角い天幕。日本人作家による、ホラーを中心とした、ファンタスティックな短編のアンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由多
18
好みなものが多く、中でも『天幕と銀幕の見える場所』『我は伝説』『黒い天幕』『頭ひとつ』『Ωの聖餐』『理想のペット』が特に良かった。『にこやかな男』と『青い奈落』は苦手だった。2022/10/09
竜王五代の人
1
どれも読みやすいし、悪くはないんだけどね。2022/06/16
ひょろ
1
平野夢明「Ωの聖餐」平山氏の力量を知れる作品。速瀬れい「帝都復興祭」あの伏線がこう繋がるか。この二人の少女を悲しいとみるか、完璧と見るか。2019/10/03
込宮宴
1
サーカスかあ・・・実は生のサーカスって観たことないんですよねだから、私の中のサーカスのイメージは、シルクド某のそれではなく、刺青男や異形ピエロの現れる、闇のサーカスのそれである2015/07/03
ちば
0
「Ωの聖餐」「にこやかな男」「サダコ」がお気に入り。特にサダコは読んでいてお尻がムズムズして厭でした。2017/02/21