内容説明
我が親父・冴木涼介は、東京・六本木に事務所を構える私立探偵。だが実際はずぼらで頼りがいゼロ、そのうえ女好きという、まったくの不良中年、アパートの大家さん・圭子ママの特別優遇で健気に生きてる僕・隆が、適度な不良高校生なのは仕方がない。そんな親父が密かに狙っている、僕の家庭教師・麻里さんが奇妙な事件の依頼主を連れてきた…。痛快アクションミステリー。
目次
アルバイト・アイは高くつく
相続税は命で払え
海から来た行商人(スパイ)
セーラー服と設計図
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずぴ
1
根底には信頼が、という親子にはあんまり見えなかったけど、さくさく進む話は読みやすかったです。だいぶ古くさいのでダサさに目をつぶれば面白く読めます。超人親子っぷりにちょっと無理ありますが探偵ものは楽しいですね。2014/12/20
takoing
1
好きだなぁ~。こういう設定。 初出は1986年だけに時代は古いけど、設定の面白さでいけます! 高校生がアルバイトで、って素敵♪2012/05/23
ひで
0
大沢在昌は硬派な新宿鮫シリーズが好きなので、タイトルからしてソフトなイメージがあり、いままで手には取ってこなかったが、今回読んでみた。意外と面白く軽く読みこなせた。ときどきこのシリーズも読んでみようと思う。2021/10/15