幸せをつくる、ナースの私にできること―3・11東日本大震災看護師3770人を被災地へ

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幸せをつくる、ナースの私にできること―3・11東日本大震災看護師3770人を被災地へ

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784331517178
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

内容説明

日経WOMANウーマン・オブ・ザ・イヤー2012大賞受賞。日本中が衝撃を受けた、2011年3月11日の東日本大震災。寒さの厳しい東北の避難所で暮らす被災者たちの健康と生活を支えたのは、全国から集まった3770人のナースたちだった―。その活動の陣頭指揮に当たった災害看護のプロフェッショナル・石井美恵子。あの大パニックの中でなぜ彼女はこれほど成果を挙げることができたのか?スーパー看護師の被災地奔走ストーリー。

目次

序章 3月11日(日本が揺れた日東京・清瀬にて;ナースを被災地へ! ほか)
第1章 「災害看護」とは?(被災者を絶対傷つけてはいけない;静かに入り、静かに観察する ほか)
第2章 ナース第1班・まずは気仙沼へ(気仙沼市役所の貼り紙;まずは情報を集めること ほか)
第3章 石巻入り、凄まじい衝撃(極限状態で働く市役所職員;一生忘れられない憤り ほか)
第4章 高齢者のための「福祉避難所」を立ち上げよう(石巻ローラー作戦;どうやったら許可が下りるのか? ほか)
終章 これからの「災害看護」(「災害支援ナース」が終わって;教育者として考えること ほか)

著者等紹介

石井美恵子[イシイミエコ]
1962年新潟県生まれ。新潟県厚生連中央看護専門学校卒業。北里大学大学院看護学研究科修了。看護研修学校認定看護師教育課程救急看護学科主任教員。新潟県厚生連豊栄病院、東京医療センター勤務を経て、91年に結婚退職しイランへ渡る。93年に帰国、北里大学病院救命救急センター勤務。95年に起こった阪神・淡路大震災で支援活動ができなかった悔しさからアメリカの災害医療研修を受けたことをきっかけに、「災害看護」の道へと進む。03年イラン大地震、04年スマトラ沖地震、06年ジャワ島中部地震、08年中国・四川大地震など、豊富な海外災害医療支援活動経験を持ち、現場のテント医療における看護システムに新たな試みを導入するなどして、「災害看護」の土台を作り上げた。特定非営利活動法人災害人道医療支援会常任理事。日本集団災害医学会理事。内閣府国家戦略会議フロンティア分科会平和のフロンティア部会委員。内閣府男女共同参画の視点からの震災マニュアル検討委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4
何かしなくちゃ。という気持ちは大切だけど、自分がそこに行って役に立てるだけの能力があるのか考える。助けたい気持ちだけじゃ人は助けられないですよね。この派遣の看護師さんたちがボランティアということを初めて知りました。自治体だけでは対応しきれない部分もこのような方々と力を合わせて支援されていたのだと分かりました。2019/05/10

こみき

1
石井先生の講義を聞いて、すごく心を揺さぶられ買った一冊。 石巻での活動を通して、テレビでは決して語られなかった人の尊厳もが奪われている避難所の状況が書かれているところは、涙や悔しさを感じずには読み進められない。 災害時の看護について書かれているけど、この本やお話を聞いていると、看護とはなんぞや、と深く考えさせられる。 支援しに行きたいと思うのは簡単、自己満足に陥ってないか、本当に役立つ能力や技術があるか、普段からの仕事に対する姿勢を問われている。すべてのナースに読んでもらいたいオススメ本。2014/08/23

レイチー

1
魅力的。私も頑張ろうと励まされる。2013/04/17

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