9坪の家

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784331507384
  • NDC分類 527
  • Cコード C0036

内容説明

家づくりをあきらめているあなたへ贈る小さくても家族4人、快適に生活できる家そのプランと実際を紹介。

目次

はじめに ある家との出会い
第1章 柱からはじまった家づくり
第2章 再現された最小限住居
第3章 スミレアオイハウス・プロジェクト
第4章 条件付きの土地探し
第5章 35年ローンの契約
第6章 リ・デザインという試み
第7章 生活をデザインする
第8章 家ができる現場
第9章 オープンハウス
おわりに 小さな家からはじめよう

著者等紹介

萩原修[ハギワラシュウ]
1961年東京生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。大日本印刷を経て’93年よりリビングデザインセンターOZONEで建築、デザインに関連した展覧会や出版を手がける。’98年より’60~70年代生まれのデザイン関係者の交流会D-net 60s,70sを企画運営。日本の若手建築家、デザイナーを紹介した「クリエーターズ・ファイルvol.1,vol.2」を監修
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とうこ

4
増沢洵の最小限住宅の骨組みを展覧会で紹介した後、そのままの情熱と勢いで自宅として建てた作者。9坪ハウスは制限がある、だから、可能性を考えることが楽しくて仕方ない。萩原さんはこの家に合わせて物を捨てたり生活を変えたりしたけど、この先は家族の変化に合わせて家を変えていける。物理的な耐久の問題もあるけど、家の寿命は、間取りの寿命だ。こういう方向で考えていきたい。(図書館本)2016/11/23

つちのこ

3
狭いというのを理由に消極的だった妻が、だれよりもこの家に惚れ込んでいく姿や、設計者・施工者の熱の入れ方が手に取るように伝わってきた。家づくりというものが、これほどまでに人の心を掴み、なごませ、変化させるという過程が素晴らしい。 私は、マッチ箱のような小さな家に本当に住めるのかと思っていたが、読み終わった今は、ぜひ住んでみたいという気持ちが強くなった。9坪の家は、たえず近距離で家族の息を感じることができる空間があり、ひとつ屋根の下に家族が暮すことの意味を、改めて教えてくれた本であった。(2000.12記)2000/12/03

🍣

2
家って部屋や壁が多ければ良いって訳じゃないなーと。 建てる前から築後まで触れてあるのでいろいろと参考になる。2015/11/08

みか

2
何年かぶりにまた読みたくなって引っ張り出してきました。家を造るのに大切なのは貯蓄高よりも情熱と勢いなんですね。コンパクトだからこそ、自分にあった機能性を追求したいものです。2014/04/02

doji

1
家をつくるというドキュメントとして、読んでいてとても萩原一家の感情が伝わってくるような、生々しさがとてもよかった。やわらかな中につよさをのぞかせる萩原さんの文体もよい。それにしても、土地を買うということこ不思議さが印象に残る。最小限とはいえ、いまのサラリーマンの感覚だとこの金額も出せないひとがほとんどなのではと思う。地主という、永遠に権力を持つ存在。そして家の設計とデザインにはいくらかかったのかが気になった。2021/01/16

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